FGかふぇ

読書やらカフェ巡りが趣味。読んだ本、行ったカフェの紹介がメインのブログです。ごゆるりとどうぞ。

欺きの極地にて──『デセプション・ポイント』のあらすじ・紹介【ダン・ブラウン】

「積み重ねた証拠は、カードを組み立てた家といっしょよ。大前提を抜きとるとすべてが揺らぎはじめる。隕石が発見された場所こそが大前提だったのよ」 (引用:デセプション・ポイント P132-133/ダン・ブラウン) ダン・ブラウンの『デセプション・ポイント』…

『デセプション・ポイント』の感想を好き勝手に語る【ダン・ブラウン】

ダン・ブラウンの『デセプション・ポイント』が、『ダ・ヴィンチ・コード』シリーズに負けず劣らず面白かったので感想を語っていく。 NASAの大発見とは何なのか!?大統領選挙はどうなるのか!?セクストン親子の関係は!?…と、開始数十ページで物語に完璧…

ダン・ブラウンの原点『パズル・パレス』のあらすじ・紹介

『ダ・ヴィンチ・コード』シリーズで一目脚光を浴びているダン・ブラウン。今回はそんな彼の原点であるデビュー作『パズル・パレス』のあらすじ・紹介を行っていく。 『ダ・ヴィンチ・コード』シリーズの紹介はコチラからどうぞ。 目次 あらすじ NSAと訪れる…

2019.2.8の『SANOVA』ライブが最高だったから感想を語っていく

2019年2月8日に新宿のライブハウスMARZで行われた『SANOVA』のワンマンライブに行ってきたのでその感想を語っていきます。SANOVAってなんぞや?って方はコチラからどうぞ!! 目次 感想 演奏した曲について 最後に 感想 もう、最高でしたね。これにつきる。…

『四季 春』の感想を好き勝手に語る【森博嗣】

たとえるなら、それは天体の運行に類似している。たまたま、彼女の軌道と、僕の起動が、最も接近する位置に、そのときの二人が存在しただけのこと。 つまり、偶然。 (引用:四季 春 P14/森博嗣) 森博嗣の代表作品『すべてがFになる』やその他の作品で圧倒的…

【小説】音は作り磨くモノ──『羊と鋼の森』あらすじ・紹介【宮下奈都】

言葉で伝えきれないなら、 音〈ピアノ〉で表せるようになればいい。 (引用:羊と鋼の森/宮下奈都) 2016年に「本屋大賞」を受賞した宮下奈都のベストセラー小説『羊と鋼の森』を紹介していく。 『羊と鋼の森』を簡単に説明すれば、ピアノの調律師を目指す青…

【小説】『羊と鋼の森』の感想を好き勝手に語る【宮下奈都】

心洗われ、静かながらワクワクする『羊と鋼の森』の感想を語っていく。ネタバレありなのでご注意を。 ネタバレなしの紹介はコチラから。 【『羊と鋼の森』あらすじ・紹介】 目次 感想 ──ピアノの魅力に引き込まれる ──主人公・外村の成長に心動かされる ──言…

十二国記シリーズを読み終えたので感想を好き勝手に語る【小野不由美】

小野不由美の十二国記に出会ってはや1ヶ月。十二国記のおかげでこの1ヶ月は濃密すぎる読書生活をおくる事ができました。 現在刊行されている『魔性の子』〜『華胥の幽夢』まで読み終わったので、出会ったきっかけ、感想を好き勝手に語っていく。十二国記シリ…

十二国記『華胥の幽夢』の感想を好き勝手に語る【小野不由美】

陽子は鳥を、書卓の脇にある棚の上に留まらせた。そっと翼を撫でてやる。 鳥は語る。この世界で最初に得た友人の言葉を。──彼の声で。 (引用:華胥の幽夢 P166/小野不由美)十二国記の短編集『華胥の幽夢』の感想を語っていく。ネタバレありなので未読の方は…

【映画】『マスカレード・ホテル』の感想&原作と映画の違い【東野圭吾】

東野圭吾原作の映画『マスカレード・ホテル』を見てきた。『マスカレード・ホテル』は私が東野圭吾にはまったきっかけの作品であり、大好きな作品だったので、映画化されたのは、すごく、すごくうれしかった。 絶対に映像映えする作品だと思っていたので映画…

十二国記『風の万里 黎明の空』の感想を好き勝手に語る【小野不由美】

『月の影 影の海』で活躍した陽子のその後を描いた物語、十二国記シリーズ『風の万里 黎明の空』の感想を語っていく。 目次 感想 ──良い国とは?良い王とは? ──景麒のセリフにぐっときたのは私だけじゃないはず ──ラストシーン 最後に 感想 ──良い国とは?…

『東の海神 西の滄海』の感想を好き勝手に語る【小野不由美】

嘘でもいいから賢帝だと信じたい。──そこにつけこむ」 「お前、王より詐欺師のほうが向いてないか?」 (引用:東の海神 西の滄海 P158-159/小野不由美) 500年続く雁国の延王・尚隆と麒麟・六太の始まりの物語、十二国記シリーズの『東の海神 西の滄海』の感…

『巨人たちの星』の感想を好き勝手に語る【ジェイムズ・P・ホーガン】

SF

「夢を描くことがなくなったのだね」ダンチェッカーは悲しげに頭をふった。「それは悲劇だ。わたしたちが今当たり前と思っていることはすべて、誰かが突拍子もない夢を描いたところから始まっているのだからね」 (引用:巨人たちの星 P259/J・P・ホーガン) …

十二国記『風の海 迷宮の岸』の感想を好き勝手に語る【小野不由美】

──迷いがあった。どこかで自分が自分以外のものであることを、信じきれていなかった。 (引用:風の海 迷宮の岸 P252/小野不由美) 小野不由美の十二国記シリーズ『風の海 迷宮の岸』の感想を語っていく。 『風の海 迷宮の岸』から読めばすっきりした読了感が…

十二国記『月の影 影の海』の感想を好き勝手に語る【小野不由美】

「帰ってどうする」 「それは、帰ってから考える」 「一思いに死んだ方が良くはねえかい」 「誰も惜しまない命だから、自分だけでも惜しんでることにしたんだ」 (引用:月の影 影の海〈下〉P22/小野不由美) 小野不由美のファンタジー作品、十二国記『月の影…

【34作品】2018年下期に読んだ小説を5段階で評価する&ベスト3紹介【一言感想】

今回は私が2018年下期(7〜12月)に読んだ小説28作品を5段階評価で好き勝手に感想を書いていきます。 これから読む本はその都度追記予定。また再読の本も含んでいます。 そして、後半は下期に読んだ小説の面白かった作品ベスト3をあらすじなどと共に紹介。(こ…

かつて愛した人は殺人犯なのか?──『木漏れ日に泳ぐ魚』あらすじ・紹介【恩田陸】

かつて愛した人は殺人犯なのか? 最後の夜に繰り広げられる心理戦 深まる疑惑、明かされる真実、濃密な心理戦 物語は予想外の結末を迎える── 恩田陸の『木漏れ日に泳ぐ魚』が不意打ちのように心に刺さったのであらすじ・紹介をしていく。感想はコチラ。『木…

『木漏れ日に泳ぐ魚』の感想を好き勝手に語る【恩田陸】

たぶんこれは、一枚の写真についての物語なのだろう。 むろん、ある男の死を巡る謎についての物語でもあるし、山の話でもあるはずだ。そして、一組の男女の別離の話という側面も持っている。 (引用:木漏れ日に泳ぐ魚 P7/恩田陸) 恩田陸の作品は、今回読ん…

2分でわかる『ダイイング・アイ』のあらすじ・紹介【東野圭吾】

真夜中に起きた一つの交通事故が悲劇の連鎖を生む『ダイイング・アイ』のあらすじ・紹介をしていく。 感想はコチラ 『ダイイング・アイ』感想 目次 あらすじ すべての始まりは真夜中の交通事故 主人公の前に現れる謎の女 狂気の人形職人 鍵は事故の真実と謎…

『ダイイング・アイ』の感想を好き勝手に語る【東野圭吾】

「運命ね。君と僕とは運命の糸で結ばれているというわけだ」 「そうよ。そしてこの糸は」彼女は再び慎介の指に自分の指をからめてきた。「決してほどけたり切れたりしないの」 (引用:ダイイング・アイ P238-239/東野圭吾) 2019年の3月にWOWOWでドラマが放…

報われることない恋のはずだったのに──『パラレルワールド・ラブストーリー』あらすじ・紹介【東野圭吾】

併走する二つの電車 どれだけ近づいても 双方の空間に交流はない こちらはこちら、むこうはむこうある日、主人公は ″むこう″側の女性に一目惚れしたが彼女は親友の恋人 親友の恋人の、はずだったのに── さて、今回は2019年に映画公開が決まった『パラレルワ…

『SANOVA』の音楽は心躍るから皆に聴いてほしい

今、インストジャズバンド『SANOVA』が熱い 『インスト』と聞いてもあまり馴染みがない方も多いと思います。インストとは『インストゥルメンタル(Instrumental)』の略で、歌のない楽曲・演奏を指し示す音楽用語です。 今回、私がオススメするのがインストの…

『ガニメデの優しい巨人』の感想を好き勝手に語る【ジェイムズ・P・ホーガン】

SF

『星を継ぐもの』に次ぐシリーズ第二弾 『ガニメデの優しい巨人』の感想を語っていくネタバレありで語っていくので未読の方はご注意を。 またシリーズ第一弾の『星を継ぐもの』を読んでいないと、訳がわからないと思うので読んだことがない方はコチラからど…

『星を継ぐもの』の感想を好き勝手に語る【ジェイムズ・P・ホーガン】

SF

宇宙は人類にとってのロマンだ。宇宙人の存在については賛否が分かれるものだろう。私にとっては表面上ではあり得ないと考えつつも、心のどこかでは「もしかしたら...」と思わせる存在。 そんな夢とロマンを与えてくれる、心からわくわくさせてくれたのが『…

月面探査で見つかったのは5万年前の死体──『星を継ぐもの』【ジェイムズ・P・ホーガン】

SF

これまで誰一人真実に思い至る者がなかったとしても不思議はない。自明の理を、それも人類の歴史以前からの真実を、誰が疑おうとするだろうか? (引用:星を継ぐもの P259-260/ジェイムズ・P・ホーガン) 名作は色褪せない。1977年に発売した『星を継ぐもの…

『人魚の眠る家』の映画パンフレットをGETしてきた。

娘を殺したのは、私でしょうか。 先日『コーヒーが冷めないうちに』の映画を観てきた。その時に私が気になっている11月に公開予定の作品『人魚の眠る家』の無料映画パンフレットをGETしたので紹介していく。 有村架純さんが最高に可愛かった『コーヒーが冷め…

【映画】『コーヒーが冷めないうちに』の感想を好き勝手に語る【川口俊和】

あの日に戻れたら、 あなたは誰に会いに行きますか? (出典:http://coffee-movie.jp/sp/index.html) 2018年9月21日にで公開された映画『コーヒーが冷めないうちに』を見てきたので感想を語っていく。ネタバレありで語っていくのでご注意を。 きっかけ 『コ…

『沈黙のパレード』の感想を好き勝手に語る【東野圭吾】

「湯川先生には何か確信があるんですか。そこまで強く断言できる理由を教えていただけますか」 「その理由は──」湯川は人差し指を立てた。「もし僕が新たに立てた仮設があたっているのなら、今のままではパズルを成立させるピースが一つ足りないからだ。その…

ガリレオシリーズ最新作『沈黙のパレード』のあらすじ・紹介【東野圭吾】

あらゆるものが沈黙を徹した。それは私欲のため、友情のため、そして──愛情のため。 2018年10月11日に待ちに待ったガリレオシリーズ最新長編『沈黙のパレード』が発売された。 そこで今回は『沈黙のパレード』のあらすじや見所を紹介していく。また『沈黙の…

『図書館の魔女』「高い塔」の考察を好き勝手に語る【高田大介】

『図書館の魔女』のタイトルになっている『図書館』つまり「高い塔」──。 「高い塔」は人の意思をくみとることができるまた自らの意思を持っているという結論に達したので、そう考えるようになったきっかけを語っていく。 目次 「高い塔」についての考察 1.…