FGかふぇ

読書やらカフェ巡りが趣味。読んだ本、行ったカフェの紹介がメインのブログです。ごゆるりとどうぞ。

『人魚の眠る家』の感想を好き勝手に語る【東野圭吾】

「今、我が家に......うちの家にいる娘は、患者でしょうか。それとも死体なのでしょうか」 (引用:人魚の眠る家 P293/東野圭吾) 2018年11月に映画公開が決定した東野圭吾の『人魚の眠る家』は作家デビュー30周年を記念して書かれた作品でもあります。 気にな…

『図書館の魔女 合同感想本』は原作ファンには堪らない愛が詰まった一冊だった

『十人十色』とはよく言ったもので、物語の感想一つとっただけでも、視点・表現・考え方など「こんなに違いがあるのか」と思わずにはいられない。 『図書館の魔女』の世界に魅せられた10名によって綴られたこの感想本は、あなたをもっと『図書館の魔女』のこ…

『眼球堂の殺人』の感想を好き勝手に語る【周木律】

神でさえも、ただ下記写すことしかできなかったものが、ザ・ブックなのさ。だから君も、神の実在はともかく、ザ・ブックの実在だけは信じたほうが良い。いや、信じろ (引用:眼球堂の殺人 P19/周木律) 第47回メフィスト賞を受賞した『眼球堂の殺人』の感想を…

『図書館の魔女 烏の伝言』の感想を好き勝手に語る【高田大介】

図書館の魔女シリーズ第二段『図書館の魔女 烏の伝言』の感想を語っていく。ネタバレありなので未読の方はコチラをどうぞ。 感想 マツリカ さて、読み初めて最初に思ったのはマツリカたちがでてこない!! これに尽きる。 講談社HPにある著者コメントでは、…

『図書館の魔女 烏の伝言』を紹介する【高田大介】

「普通に喋れないのがなにほどのことか。私の知り合いのなかにも喋れない人が一人おられるが...私の知る限りその人こそ......同盟市全域で最も賢い人ですよ」 (引用:図書館の魔女 烏の伝言〈上〉P408-409/高田大介) はじめに 『図書館の魔女 烏の伝言』は『…

猫好き必見『世界で一番美しい猫の図鑑』が想像以上に素晴らしかった

優雅な容姿 ミステリアスさ 自由気ままであり つんとすましながらも また愛くるしい そんな猫をこよなく愛する方へピッタリの一冊を見つけてしまったので是非紹介させてほしい。 それがコチラ世界で一番美しい猫の図鑑posted with ヨメレバタムシン・ピッケ…

『図書館の魔女』マツリカの両親についての疑問・考察【高田大介】

『図書館の魔女』の主人公であるキリヒトとマツリカキリヒトに関しては以前記事を書いたがマツリカについてはまだ書いていなかったので、私が感じたマツリカに対しての疑問の提示とそれに対する考察を行っていきたいと思う。 第二部である『図書館の魔女 烏…

『図書館の魔女 1巻』の感想を好き勝手に語る【高田大介】

ここには言葉が渦巻いている。針を落としてもそれと気づくほどの沈黙をたたえたこの図書館に、空恐ろしいほどの量の言葉が漲って、渦巻いているのをキリヒトは感じた。(中略)図書館の沈黙は、言葉に充ち満ちた沈黙だったのだ。 (引用:図書館の魔女1 P95-96/…

『すべてがFになる』を紹介する【森博嗣】

「先生......、現実ってなんでしょう?」萌絵は小さな顔を少し傾げて言った。 「現実とは何か、と考える瞬間にだけ、人間の思考にあらわれる幻想だ」犀川はすぐ答えた。「普段はそんなものは存在しない」 (引用:すべてがFになる P357/森博嗣)今回は森博嗣の…

【森博嗣】『すべてがFになる』の感想を好き勝手に語る【ネタバレあり】

『すべてがFになる』 この特徴的なタイトルは聞いたことがあったし、映像化されるほど人気なのも知っていたが、何故か手を伸ばすことができなかった。 理由を聞かれても自分自身わからない。なんとなくとしか言いようがない。 ただ、もう少し昔の自分に言っ…

11月に読んだ本

・夜明けの街で/東野圭吾 【391ページ】・星を継ぐもの/ジェイムズ・P・ホーガン 【307ページ】・時生/東野圭吾 【533ページ】・すべてがFになる/森博嗣 【522ページ】・ICO-霧の城-(上)/宮部みゆき 【330ページ】・ICO-霧の城-(下)/宮部みゆき 【381ページ…

東野圭吾初心者に捧げるオススメ5選!迷ったらコレを読め!!

1つの作品を読んだだけで、その作者の良し悪しを決めてしまうのはあまりにもったいない。 東野圭吾は2017年現在で100近い作品を世に放ち、映像化作品も数多くある。 作品数が多いあまり何から読めばいいか迷う人も多いであろう。そんな「東野圭吾の作品を読…

【東野圭吾】『夜明けの街で』の感想を好き勝手に語る【ネタバレあり】

これは地獄だ。甘い地獄なのだ。そこからどんなに逃れようと思っても、自分のなかにいる悪魔がそれを許さない。 (引用:夜明けの街で P80/東野圭吾) 今回は東野圭吾の『夜明けの街で』の感想を語っていく。 ネタバレNGの方はコチラをどうぞ。 感想 率直な感想…

『夜明けの街で』を紹介。不倫とは甘い地獄である【東野圭吾】

「謝るっていうのは、その時だけのことじゃないんだぞ。土下座は贖罪のスタートにすぎないんだ。で、それが終わる日は来ない。一生、謝罪の日が続くんだ。女房に頭は上がらず、家でも肩身の狭い思いをすることになる。どちらかが死ぬまでそれは続く」 (引用:…

『図書館の魔女』″キリヒト″について考える【高田大介】

″言葉″のファンタジー『図書館の魔女』 今回はその主要な登場人物である″キリヒト″について思ったことを書いていく。 がっつりネタバレには触れてしまうので未読の方はコチラをどうぞ。 ″キリヒト″の謎 キリヒトの正体は2巻の後半で明らかになり、その場面で…

『図書館の魔女』を紹介する。口のきけない魔女の物語はすべての読書家に捧げたい1冊だった【高田大介】

図書館にある書物は、すべてが互いに関連しあって一つの稠密な世界を形づくっている。(中略)図書館は人の知りうる世界の縮図なんだ。図書館に携わるものの驕りを込めて言わせてもらえば、図書館こそ世界なんだよ。 (引用:図書館の魔女1巻 94P/高田大介) 「い…

『ナミヤ雑貨店の奇蹟』映画と小説の違いをまとめる。【東野圭吾】

映画ではある程度の時間的制約が設けられるため、原作である小説や漫画の良さをすべて伝える事は難しい。 しかしそれを補うのが原作にはないアレンジだったり、小説や漫画には出せない音や映像による演出だ。 原作を知ってなお映画を見たいと思うのは、余程…

【東野圭吾】小説『ナミヤ雑貨店の奇蹟』を紹介する。

『悪事を働いた3人の元にきたのは過去から届いた手紙だった!?』 どうも、FGです。 今回は東野圭吾の小説『ナミヤ雑貨店の奇蹟』をあらすじ以上ネタバレ未満で紹介します。 2017年9月に映画化したこの作品、映画のほうも原作とは一味違った面白さを堪能でき…

【東野圭吾】映画『ナミヤ雑貨店の奇蹟』の紹介&感想を好き勝手に語る

どうも、FGです。2017年9月23日から公開されている映画、東野圭吾原作の『ナミヤ雑貨店の奇蹟』を観てきたので、紹介と感想を語っていく。 原作の紹介はコチラ 紹介 『ナミヤ雑貨店の奇蹟』とは 2012年3月に単行本が発売された東野圭吾の作品である。「悩み…

東野圭吾の考えさせられる小説5選!″重い″作品こそ読むべきだ!!

本格派ミステリーはもちろん、社会派から思わず涙を誘う感動作品、またSFチックなものまで、もちろん東野圭吾といえば″ガリレオ″シリーズも外せないだろう。 そんな様々な引き出しをもつ東野圭吾は、2017年現在短編集も含めれば90を越える作品を世に放ってい…

【東野圭吾】『マスカレード・ナイト』の感想を好き勝手に語る【ネタバレあり】

今回は、「マスカレード」シリーズの第三作目である『マスカレード・ナイト』の感想を語っていく。ネタバレありなので、未読の方はこちらをどうぞ。 感想 最後まで目が離せない展開と新田の活躍に大満足でした。 新田と山岸 『マスカレード・ホテル』からは…

『マスカレード・ナイト』を紹介する。「仮面の奥に隠された″真実″を見破れるか」【東野圭吾】

『敵も化けている。決して騙されるな』 (引用:マスカレード・ナイト 表紙/東野圭吾)どうも、FGです。 今回は2017年9月15日に発売した、東野圭吾「マスカレード」シリーズ最新作の『マスカレード・ナイト』を紹介します。 感想はこちら マスカレードシリーズ…

″重い″話こそ読むべきだと思うから『手紙』を紹介する【東野圭吾】

身内から犯罪者が出るというのは、どういうものなのだろう。 いきなり″重い″投げかけで始めてしまったが、今回は東野圭吾の『手紙』を紹介する。 手紙 (文春文庫)posted with ヨメレバ東野 圭吾 文藝春秋 2006-10-01 AmazonKindle楽天ブックス 身内から犯罪…

【ネタバレあり】『龍は眠る』の感想を好き勝手に語る【宮部みゆき】

宮部みゆきの『龍は眠る』の感想を語っていく。ネタバレを含めた感想ですのでご注意を。未読の方はこちらをどうぞ。 感想 『龍は眠る』を読んで、まず考えさせられるのは「人の心が読める(読めてしまう)のはどういうことか?」だろう。これによってサイキッ…

ブログを始めてもう少しで3ヶ月になる

どうもFGです。なんとなくで始めたこのブログ『FGかふぇ』ですが、もう少しで開設して3ヶ月になろうとしています。いやはや読んでくださっている方には感謝の気持ちでいっぱいです。素直な感想としては、あっという間でしたね。今回は ・3ヶ月続けてみてどう…

サイキックミステリーでも読んでみませんか?『龍は眠る』を紹介する【宮部みゆき】

宮部みゆきの『龍は眠る』を紹介する。 感想は別でこちらに書いています。 宮部みゆきの作品が読みたくなり古本屋でたまたま手に取った作品だったのだが、1992年に第45回日本推理作家協会賞(長編部門)を受賞している作品だった。どうりで面白い訳だ。 もし…

『赤い指』感想:平凡なんて見せかけかもしれない【東野圭吾】

東野圭吾の『赤い指』を読んだ。 加賀恭一郎シリーズの第7作であり、累計部数は135万部を越えた人気作品である。 私はまだ加賀恭一郎シリーズは第1作の『卒業』しか読んでいないのだが、何故か第7作である『赤い指』に手を出してしまった。 問題なく読み進め…

マスカレードシリーズの新作、『マスカレード・ナイト』が9月15日に発売されると知って今からワクワクが止まらない【東野圭吾】

※『マスカレード・ホテル』の若干のネタバレがあります。 みなさんはどんなジャンルの小説が好みだろうか?また苦手だろうか? 私はミステリー、ファンタジー、SFものが好きでこのブログで紹介するのも必然的にそれらのジャンルが多くなっている。 では逆に…

【ネタバレあり】感想:巡り合わせは必然か『四畳半神話大系』【森見登美彦】

森見登美彦さんの『四畳半神話大系』を読んだ。 心地よく独特な読み口、魅力的で癖が強すぎる登場人物たち、考え抜かれた設定と世界観。 パラレルワールドというSF的要素も取り込み、読者を夢中にさせること間違いなしだ。 あらすじ 私は冴えない大学3回生…

読書初心者にもオススメ有川浩の自衛隊三部作、「塩の街・空の中・海の底」+αをまとめて紹介する。

どうもFGです。 今回は有川浩(ありかわひろ)さんの作品「塩の街・空の中・海の底」を紹介します。 シンプルな表紙に、シンプルなタイトル だからこそ惹かれる。この様に本屋さんに平積みにされていたらつい手にとってしまいたくなります。 最近ではドラマや…