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【ネタバレあり】『マスカレード・ホテル』の感想を好き勝手に語る【東野圭吾】


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完璧に化けろ。決して見破られるな。

(引用:マスカレード・ホテル 表紙帯/東野圭吾)

 

今回は映画化も決定した東野圭吾の人気作品

『マスカレード・ホテル』の感想を語っていく。

 

がっつり内容に触れていくので未読の方はコチラをどうぞ。

 

 

感想

『マスカレード・ホテル』一番の見所はやはり新田浩介と山岸尚美のコンビだろう。

優秀だがプライドの高い刑事の新田

ホテルウーマンとして優秀な能力を持つ山岸

 

”仮面を暴こう”とする新田と”仮面を守ろう”とする山岸。職業柄、価値観のまったく違う二人は最悪の印象で物語は始まる。

 

しかし、警察という仕事、フロントクラークという仕事を通して、お互いがお互いをプロとして認め、信頼関係を気付いていく様子がとても印象的。

 

新田のホテルマンとしての成長も読んでいて面白いものがある。ホテルの事を誉められて始めは「悪い気はしない。」程度だったのに後半は「誇らしい。」というふうに変化していてホテルマンとしてのやりがいも感じているように思われる。

 

こうなったのも新田の能力の高さもあるが、山岸の指導あってのものだろう。


ミステリー作品であるが、ホテルの仕事の裏側が覗けたり、そこで従事する人の苦悩や、やりがいを新田を通して見ることができるのも『マスカレード・ホテル』の魅力の一つである。

 

好きな場面、印象に残った場面をあげていくときりがないが、次の場面が『マスカレード・ホテル』の核心部分をついた外せない部分であろう。

 

「でも改めて思いますが、ホテルというところは本当にいろいろな人間が来るものですね。誰もが腹に一物あるように感じられます」

彼の言葉に尚美は頬を緩めた。

「昔、先輩からこんなふうに教わりました。ホテルに来る人々は、お客様という仮面を被っている、そのことを絶対に忘れてはならない、と」

「ははあ、仮面ですか」

「ホテルマンはお客様の素顔を想像しつつも、その仮面を尊重しなければなりません。決して、剥がそうと思ってはなりません。ある意味お客様は、仮面舞踏会を楽しむためにホテルに来ておられるのですから」

(引用:マスカレード・ホテル P409-410/東野圭吾)

 

マスカレード=仮面舞踏会  なので

ここで初めてタイトルに触れられる。

 

犯人視点で見ると、狂気染みた執念を感じる。

連続殺人を装い、警察がホテルに目をつけるのも想定し結婚式に目を向かせる。

私が一番怖いと思ったのが犯人は片桐瑶子(老婦人に変装した犯人)として一度、山岸と接触していること。

抱え込んだ恨みをすべて隠しこんで!!

殺そうと思っている人を目の前にしてあんなに冷静になっていられるものなのだろか?

彼女こそが本書のなかで一番、仮面舞踏会を楽しんでいた人物なのだと思った。

 

 

ラスト

新田が山岸を救うシーンは何度みてもニヤニヤしてしまう。

少しキザな新田、だがそれがいい!!

 

「マスカレード・ホテル」はラストシーンでしっかりこの二人の物語がまとめられていると思う。

あと個人的に最後の一行がめっちゃ好き。

 

”マスカレード”シリーズとして、続編もある『マスカレード・ホテル』

次はどんな事件が待ち構えているのか?そして二人の関係はどうなっていくのか?これからも目が離せない。

 

ちなみにこの小説の舞台「コルテシア東京」のモデルは「ロイヤルパークホテル」だとか。

是非とも一度泊まってみたいものである。

 

続編の紹介

【『マスカレード・ナイト』を紹介する】

【『マスカレード・ナイト』の感想を語る】

 

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