FGかふぇ

読書やらカフェ巡りが趣味。読んだ本、行ったカフェの紹介がメインのブログです。ごゆるりとどうぞ。

印象に残っている小説の冒頭をまとめる【10作品】

百の物語があれば百の結末があるように、物語の始まりもまた個性様々である。


美しい一行目、唐突な始まり、引き込まれる冒頭の一節...。
第一印象を与えられるのは一度きり。


今回はそんな思わず続きが読みたくなるような、また一気に引き込まれるような小説を紹介する。



印象に残っている、またインパクトのある小説の1行目や冒頭部分をあげていく。

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はじめに

  • 物語の一行目、または冒頭の一節を引用している。
  • 選考基準はFGの独断と偏見です。ご容赦ください。
  • 今まで読んだことある作品から選択している。
  • 随時更新中。

紹介

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「花火には二つしかない」
山頂から吹き降りてくる秋の風が、厳粛な空気の隙間を舐めるように吹いていた。
「一瞬で消えるか、永遠に残るか...その二つしかない」

ギンカムロ/美奈川護

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春が二階から落ちてきた。

重力ピエロ/伊坂幸太郎


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腹を空かせて果物屋を襲う芸術家なら、まだ格好がつくだろうが、僕はモデルガンを握って書店を見張っていた。

アヒルと鴨のコインロッカー/伊坂幸太郎

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この村では、見事に実った麦穂が風に揺られることを狼が走るという。

狼と香辛料/支倉凍砂

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予感めいたものなど、何ひとつなかった。

秘密/東野圭吾

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右手に月石。
左手に黒曜石。
口のなかに真珠。
カリュドウは三つの品をもって生まれてきた。

夜の写本師/乾石智子

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秘密はいかにして死ぬかだ。
時のはじまりから、秘密はつねに、いかにして死ぬかであった。

ロスト・シンボル/ダン・ブラウン

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真夜中を愛する者は乙女である。真夜中を憎む者もまた乙女である。

真夜中乙女戦争/F

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これは私のお話ではなく、彼女のお話である。
役者に満ちたこの世界において、誰もが主役を張ろうと小狡く立ち回るが、まったく意図せざるうちに彼女はその夜の主役であった。そのことに当の本人は気づかなかった。今もまだ気づいてはいまい。

夜は短し歩けよ乙女/森見登美彦

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彼のことを、私と息子は博士と呼んだ。そして博士は息子を、ルートと呼んだ。息子の頭のてっぺんが、ルート記号のように平らだったからだ。

博士の愛した数式/小川洋子

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終わりに

まだまだ10作品と数は少ないが、新しい作品と出会いしだい更新予定なので、また気軽に覗いてもらえるとありがたい。