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報われることない恋のはずだったのに──『パラレルワールド・ラブストーリー』あらすじ・紹介【東野圭吾】


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併走する二つの電車
どれだけ近づいても
双方の空間に交流はない
こちらはこちら、むこうはむこう

ある日、主人公は
″むこう″側の女性に一目惚れしたが

彼女は親友の恋人
親友の恋人の、はずだったのに──




さて、今回は2019年に映画公開が決まった『パラレルワールド・ラブストーリー』の紹介をしていく。


映画のほうはすでに予告の動画も公開せれているようだ。
映画『パラレルワールド・ラブストーリー』



感想はコチラ
『パラレルワールド・ラブストーリー』感想


※この記事は映画ではなく小説の紹介です。

目次

あらすじ

親友の恋人は、かつて自分が一目惚れした女性だった。嫉妬に苦しむ敦賀崇史。ところがある日の朝、目を覚ますと、彼女が自分の恋人として隣にいた。混乱する崇史。どちらが現実なのか?存在する二つの「世界」と、消えない二つの「記憶」。交わることのない世界の中で、恋と友情は翻弄されていく。

(引用:パラレルワールド・ラブストーリー 裏表紙/東野圭吾)



主人公の崇史の元に、中学時代からの親友・智彦から彼女ができたから紹介したいと連絡がくる。


親友の智彦は足に障害をおっていた事もあり、女性関係とは縁の遠い生活を送っていた。そんな親友にやっと訪れた幸福に崇史は純粋に嬉しさを持っていた。親友の彼女と会うまでは...。


智彦の彼女の名前は麻由子といい、なんとかつて崇史が一目惚れした女性だったのだ。


同じ会社に務めているこの三人は、嫌でも顔を合わせることになる。崇史は親友とその彼女と関わるうちに、抱いてはならない感情が芽生え始めてしまう。彼女への好意、そして親友への嫉妬だ。そんな悶々とした日々を送っていた崇史にある異変が起きる。


ある日、崇史が目を覚ますと麻由子は自分の恋人になっている上に2人は同棲しているのだった。


しかし崇史本人は、些細な違和感を抱くものの、麻由子と付き合っている現状をおかしいとは思わない。


そして物語が進んでいくと再び、智彦と麻由子が付き合っている世界へ...。まるでパラレルワールドのような話、いったい何が起きているのか...?


見所

二人の出会いは現実か幻か

最初は純粋にタイトル通りラブストーリーのように始まる。始まり方がホント好き。


時は崇史が大学院時代に遡る。崇史は週に三回、山手線を使う機会があり、その時並走する京浜東北線にいつも同じ女性が乗っていることに気付き、やがてその女性に恋心を抱くようになる。  


そして、就職してしまうために山手線を利用する最後の日に、崇史は思い切って声を掛けてみようと決心し、彼女が乗っている京浜東北線に乗り込むのだが...。


といった具合に物語は始まる。
電車の窓越しで向かい合う二人。距離で言えば1メートルもないくらいだろう。しかし並走する電車はお互い干渉がなく、こちらはこちら、あちらはあちらのパラレルワールドのよう。


最初こそ恋愛小説のように始まるが、そこは東野圭吾。物語は段々と不可思議な方向へ舵がきられていく。


 

パラレルワールド

双方の電車の交わることない空間がパラレルワールドのよう、と主人公の崇史が言うのだが、本当のパラレルワールドの世界はこれから始まるのであった。


あらすじで触れたが、物語はパラレルワールド...平行世界の如く主人公・崇史が一目惚れした女性が自身の恋人として存在している世界と、その女性が主人公の親友と恋人になっている世界と決してありえるないはずの二つの世界線の話が進んでいく。


二つの世界の物語が章ごと交互に平行世界のように同時に進行していく。不思議な読み心地を与えると共に一体何が起きているのかと、読者に謎を投げかける。どちらが本当の世界なのか?それとも両方とも幻想なのか?


いったい何故、パラレルワールドのようなことが起きているのか?これが一番の見所である。




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