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【34作品】2018年下期に読んだ小説を5段階で評価する&ベスト3紹介【一言感想】

今回は私が2018年下期(7〜12月)に読んだ小説34作品を5段階評価で好き勝手に感想を書いていきます。
これから読む本はその都度追記予定。また再読の本も含んでいます。


そして、後半は下期に読んだ小説の面白かった作品ベスト3をあらすじなどと共に紹介。(こちらは再読を含まない)2018年に発売した小説ではなく、あくまで私が7〜12月に読んだ小説なのでご注意ください。

目次

1.読んだ小説・一言感想

新参者/東野 圭吾
☆☆☆☆
短編に近いが徐々に事件の真相へ...。加賀の優しさがみえる。


パラレルワールド・ラブストーリー/東野 圭吾
☆☆☆
抜群に始まりが好き。
彼女は親友の恋人。
親友の恋人の、はずだったのに──。
(再読)


麒麟の翼/東野 圭吾
☆☆☆☆
「殺人事件はガン細胞のようなもの」
人間関係が深い。


どちらかが彼女を殺した/東野圭吾
☆☆☆ 
袋とじの「推理の手引き」を読んでようやく犯人がわかった。
結局加賀がすごいんだけどね!


マスカレード・イブ/東野圭吾
☆☆☆
前作『マスカレード・ホテル』へ続くの完璧な前日譚
(再読)


マスカレード・ナイト/東野圭吾
☆☆☆☆☆
今回も最後まで誰が犯人かわからない。
山岸さん優秀すぎるんだよなあ。
(再読)


容疑者Xの献身/東野圭吾
☆☆☆☆☆
尽くす事を愛と呼ぶのなら、これ以上の愛の物語を私は知らない
(再読)


沈黙のパレード/東野圭吾
☆☆☆☆☆
帰ってきたガリレオ。安心のオモシロさ。湯川や草薙の老い(成長)を感じる。


宿命/東野圭吾
☆☆
因縁の相手、それは宿命であり必然でもあった。


ダイイング・アイ/東野圭吾
☆☆☆☆
えろい
(再読)

きまぐれロボット/星 新一
☆☆
子供と読みたい。
新鮮で奇抜な発明がいい。


タックスヘイブン/橘 玲
☆☆☆
社会の裏を垣間見た。金銭感覚が狂う。


珈琲店タレーランの事件簿 また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を/岡崎 琢磨
☆☆☆☆
後半は圧巻。随所に散りばめられたコーヒーの蘊蓄もいい。


珈琲店タレーランの事件簿2 彼女はカフェオレの夢を見る/岡崎 琢磨
☆☆☆
いつになったら二人は付き合うのでしょう?


すべてがFになる/森博嗣
☆☆☆☆☆
彼女以上の天才を知らない。
(再読)


有限と微小のパン/森 博嗣
☆☆☆☆☆
文句なしの☆5
こんなミステリーをずっと求めてた。


黒猫の三角/森 博嗣
☆☆☆
手の上で踊らされるとはこういうことなんだろう。作者の思惑に見事にはまったと思う。


地球の長い午後/ブライアン・W・オールディス
☆☆☆
発想力の限界突破。


アンドロイドは電気羊の夢を見るか?/フィリップ・K・ディック
☆☆☆
「人間」とはなんだ?「アンドロイド」とはなんだ?AIが発達してきている今でこそ読みたい作品。


向日葵の咲かない夏/道尾秀介
☆☆☆
爽やかなタイトルから繰り出されるえげつない内容。


砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない/桜庭一樹
☆☆☆ 
ページ数が少なくあっさり読めるが、あっさりしているのはページ数だけ。
「好きって絶望だよね」


星を継ぐもの/ジェイムズ・P・ホーガン
☆☆☆☆☆
名作は色褪せない。それぞれの分野のプロフェッショナルが謎を明らかにしていく様子がたまらない。私がSFにハマったきっかけの作品。
(再読)
 

ガニメデの優しい巨人/ジェイムズ・P・ホーガン
☆☆☆☆☆
『星を継ぐもの』の続編。こちらも間違いなく名作。前作の伏線回収が見事。未知との邂逅と人類の起源にもうお腹いっぱい。


天才感染症/デイヴィッド・ウォルトン
☆☆☆☆
キノコ×ニンゲン戦争
 

インターステラー/グレッグ・キイズ
☆☆☆
重力とは絶望である。
予想外にガッチガチのハードSF。好きな人は絶対好きな作品。


ダーウィンの警告/ジェームズ・ロリンズ
☆☆☆☆
史実を含んだストーリーって惹かれる。


遥かなる円環都市/マイケル・C・グラムリー
☆☆☆
テンポがよくて読みやすい。全部が丸く収まりすぎ感はある。


木漏れ日に泳ぐ魚/恩田陸
☆☆☆☆☆
濃密すぎる一夜
真実が明かされる一夜
喜怒哀楽すべてが巡る一夜


ジェリーフィッシュは凍らない/市川憂人
☆☆☆
思わずタイトル買いした一冊。悲しい復讐者、トリックは見事の一言。


狼と羊皮紙Ⅱ/支倉凍砂
☆☆☆
猪突猛進・狼ガール


狼と羊皮紙Ⅲ/支倉凍砂
☆☆☆☆
「月を狩る熊」の話題がまた出てくるとは思わなかった。続きが気になる。


魔性の子/小野不由美
☆☆☆
ファンタジーかと思いきや、まさかのホラーテイスト。『魔性の子』だけだとしっくりこないところもあるけど、続編を読んでいくとこの物語の凄さがわかる。


月の影 影の海/小野不由美
☆☆☆☆☆
陽子の”強さ”は生きる事、生き抜く事。
光明は遠くても、絶望などに負けない。


風の海 迷宮の岸/小野不由美
☆☆☆☆
幼くとも、背負う荷物は国の命運。
使命と葛藤が少年を変える。


2.下期のベスト3

再読を除く下期で読んだ小説で面白かったモノをランキング方式で紹介していきます。


第3位:木漏れ日に泳ぐ魚

著者:恩田陸
ジャンル:ミステリー

【あらすじ】

舞台は、アパートの一室。別々の道を歩むことが決まった男女が最後の夜を徹し語り合う。初夏の風、木々の匂い、大きな柱時計、そしてあの男の後ろ姿──共有した過去のあ風景に少しずつ違和感が混じり始める。濃密な心理戦の果て、朝の光とともに訪れる真実とは。不思議な胸騒ぎと開放感が満ちる傑作長編!

(引用:木漏れ日に泳ぐ魚 裏表紙/恩田陸)


第3位は恩田陸の『木漏れ日に泳ぐ魚』!!恩田陸の作品は初めて読んだのですが、衝撃でした。ページ数は300ページと、程々の量だったのでサクッと読もうと思ってたんですよ。


しかしこれがサクッといけない!!一つひとつの表現が、描写がキレイでついつい余韻に浸るように何度も読み直してしまいます。


もちろん内容も文句無し。
『木漏れ日に泳ぐ魚』を一言で説明すれば、男女二人が夜通し語り合う話。回想を挟みはするがそれ以上でも以下でもない。なのに、面白い。いや、シンプルだからこそ面白い。作り込まれた物語に余分な要素はいらない。



かつて愛した人は殺人犯なのか?
最後の夜に繰り広げられる心理戦
深まる疑惑、明かされる真実、濃密な心理戦
物語は予想外の結末を迎える──


『木漏れ日に泳ぐ魚』の詳細はコチラ
『木漏れ日に泳ぐ魚』あらすじ・紹介





第2位:ガニメデの優しい巨人

著者:ジェイムズ・P・ホーガン
ジャンル:SF

【あらすじ】

木星の衛星ガニメデで発見された異星の宇宙船は二千五百万年前のものと推定された。ハント、ダンチェッカーら調査隊の科学者たちは、初めて見る異星人の進歩した技術の所産に驚きを禁じ得ない。そのとき、宇宙の一角からガニメデ目指して接近する物体があった。遥か昔に飛びたったガニメアンの宇宙船が故郷に戻って来たのだ。

(引用:amazon)


異星人との邂逅、そして人類の起源に迫る壮大な物語です。『ガニメデの優しい巨人』をオススメするにあたって一つ問題があります。 


それは『ガニメデの優しい巨人』がシリーズ作品の2作目なのです。1作目の完全に続きなので、興味を持って頂いた方は1作目の『星を継ぐもの』から読んでみてもらいたい。


『星を継ぐもの』も間違いなく傑作なので、『星を継ぐもの』を読めば続編の『ガニメデの優しい巨人』がきっと読みたくなるはずです。


『星を継ぐもの』は月面の調査中に5万年前の人間の死体が発見されるところから物語が始まる。これだけでもワクワクしてしまう。『星を継ぐもの』紹介はコチラから。


『星を継ぐもの』あらすじ・紹介





第1位:有限と微小のパン

著者:森博嗣
ジャンル:ミステリー


【あらすじ】

日本最大のソフトメーカが経営するテーマパークを訪れた西之園萌絵と友人・牧野洋子、反町愛。パークでは過去に「シードラゴン事件」と呼ばれる死体消失事件があったという。萌絵たちを待ち受ける新たな事件、そして謎。核心に存在する、偉大な知性の正体は…...。
S&Mシリーズの金字塔となる傑作長編。

(引用:有限と微小のパン 裏表紙/森博嗣)



『有限と微小のパン』は森博嗣の傑作ミステリーなのだがオススメするのには一つ問題があります。それは先程紹介した『ガニメデの優しい巨人』と同じく、シリーズ作品の一部だからです。


さらにやっかいなのはシリーズ作品の数。


『有限と微小のパン』はS&Mシリーズと呼ばれ全10作品があり、しかも『有限と微小のパン』はシリーズの締めくくりを飾る10作目の作品なのです。


以下シリーズ10作品。
1.『すべてがFになる』 The Perfect Insider
2.『冷たい密室と博士たち』 Doctors in Isolated Room
3.『笑わない数学者』  Mathematical Goodbye
4.『詩的私的ジャック』 Jack the Poetical Private
5.『封印再度』 Who Inside
6.『幻惑の死と使途』 Illusion Acts Like Magic
7.『夏のレプリカ』 Replaceable Summer
8.『今はもうない』 Switch Back
9.『数奇にして模型』 Numerical Models
10.『有限と微小のパン』 The Perfect Outsider


流石に「シリーズすべて読んで!!」とは言えないですが、シリーズ一作目の『すべてがFになる』。これだけは『有限と微小のパン』を読む前に読んでほしいです。理由としては物語の核になる人物が『すべてがFになる』に登場するからです。


『すべてがFになる』も間違いなく傑作なのでオススメの作品。

『すべてがFになる』あらすじ・紹介


3.最後に

下期は34作品読む事ができ、冊数にすると38冊でした。上期は29作品、冊数にして46冊だったので、現時点(12/26)で63作品、冊数は84冊になりました。
(※作品数と冊数が一致していないのは、冊数では上巻、下巻などを分けてカウントしているためです。)


1年間でどれくらい本を読んだのかカウントするのは、初めてだったので自分の基準を作ることができました。


来年は、やっぱりキリよく年間100冊読めればいいですね。とはいえ冊数を追って内容を疎かにしては本末転倒なので、楽しみながら達成できればと思います。


4.他時期のまとめ

【2018年】
【29作品】2018年上期で読んだ小説を5段階で評価する&ベスト3紹介【一言感想】 - FGかふぇ
【2019年】
【20作品】2019年下期に読んだ小説を5段階で評価する&ベスト5紹介【一言感想】 - FGかふぇ
【27作品】2019年上期に読んだ小説を5段階で評価する&ベスト3紹介【一言感想】 - FGかふぇ
【2020年】
【26作品】2020年上期に読んだ小説を5段階で評価する&ベスト3紹介【一言感想】 - FGかふぇ
【17作品】2020年下期に読んだ小説を5段階で評価する&ベスト3紹介【一言感想】 - FGかふぇ

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