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ダン・ブラウンの原点『パズル・パレス』のあらすじ・紹介


『ダ・ヴィンチ・コード』シリーズで一目脚光を浴びているダン・ブラウン。今回はそんな彼の原点であるデビュー作『パズル・パレス』のあらすじ・紹介を行っていく。


『ダ・ヴィンチ・コード』シリーズの紹介はコチラからどうぞ。


目次

あらすじ

史上最大の諜報機関にして暗号学の最高峰、米国家安全保障局のスーパーコンピュータ〈トランスレータ〉が狙われる。対テロ対策として開発され、一般市民の通信をも監視可能なこの存在は決して公に出来ない国家機密だった。が、この状況に憤った元局員が、自ら開発した解読不可能な暗号ソフトを楯に〈トランスレータ〉の公表を迫る。個人のプライバシーか、国家の安全保障か。情報化時代のテロをスリリングに描いたスリラー。

(引用:パズル・パレス〈上〉裏表紙/ダン・ブラウン)


『パズル・パレス』では、二人の主人公の視点で物語が進行していく。一人目はスーザン・フレッチャー。彼女はNSA(国家安全保障局)の暗号解読課主任。若くして主任まで上り詰めた彼女の頭脳は聡明で、しかも美人。


スーザンはとある土曜日、休日にもかかわらず、上司のストラスモア副長官から至急NSAに来るように要請を受ける。そこでスーザンはNSA最大のピンチに巻き込まれていく…。


もう一人の主人公がスーザンの恋人であるデイヴィッド・ベッカー。言語学専攻の大学教授である。以前にNSAの仕事を手伝い、貢献したことでスーザンと出会う。


ストラスモアとも面識があり、そのストラスモアから極秘で任務を依頼される。それは、とある男が残した指輪を回収すること。急遽、アメリカからスペインに飛んだベッカーに待ち受ける困難とは…?そして彼の背後には怪しい影が……。


…とまぁ、これが簡単なあらすじ。


NSAと訪れる危機

先程チラッと出てきたがNSA〈国家安全保障局〉とは史上最大の諜報機関にして暗号学の最高峰であり、” 米国政府機関の通信を保護し、外国列強の通信を傍受すること ”を任務としている。実在する組織である。


『パズル・パレス』では、NSAが密かに開発した「トランスレータ」が危機に陥る。「トランスレータ」とは簡単にいえば超高機能暗号解読機で、全ての暗号を瞬く間に解読してEメールを読むことができ、テロや犯罪などを未然に防ぐ役割を果たしている。


しかし裏を返せばそれは、一般市民の通信はすべて監視されていることを意味し、プライバシーの欠片もない。もちろん「トランスレータ」の存在は国家機密だったが、NSAの元局員が反旗を翻す。個人のプライバシーを守るため、「トランスレータ」でも解読不可能な暗号ソフトを発明した。そしてそれを世界中にばら撒くと脅しをかけたのだ。つまり莫大な資金を投入して作った「トランスレータ」をガラクタに変えてしまったのだ。


日本

『パズル・パレス』では、日本人の登場人物や、日本でかつて起きた出来事が鍵を握っている。外国の小説で日本が出てくるとついつい親近感がわいてしまう。

 
ダン・ブラウンの他の作品『ロスト・シンボル』でも"CIA保安局局長"という重要なポジションに日系人の女性を登場させるなど、世界各国が登場するダン・ブラウンの小説だが、日本にもいくつかのスポットライトが浴びせられている。


最後に

『パズル・パレス』はダン・ブラウンの原点が伺える作品だ。
私自身、現在刊行されている『ダ・ヴィンチ・コード』シリーズ5作品を読んでから今回紹介している『パズル・パレス』を読んだ。なるほど、確かに彼の作品の原点が見えた気がした。


実在する秘密結社を用いて綴られる物語。暗殺者に追われる主人公が機転を効かせて逃げ回る。そして数日間の出来事をぎゅっとまとめた密度の濃いジェットコースターストーリー。


正直な話、『ダ・ヴィンチ・コード』シリーズを先に読む事をオススメする。個人の好みなので強くは言えないが私は『ダ・ヴィンチ・コード』シリーズのほうが面白いと思う。


ダン・ブラウンの作品を更に読んでみたいと思ったら手を出してみればいいだろう。きっと彼のルーツが伺えるはずだ。

余談だがNSAが登場する作品を先日たまたま読んだ。デイヴィッド・ウォルトンの『天才感染症』という作品だ。


その菌に感染すると知能が爆発的に増加する。そんな菌が存在したら……という状況を描いた、菌類SF小説である。もちろん、ただ頭がよくなるだけの菌ではなく、その裏には恐ろしい陰謀が──。というストーリー。コチラも一読の価値ありだ。



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