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欺きの極地にて──『デセプション・ポイント』のあらすじ・紹介【ダン・ブラウン】


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「積み重ねた証拠は、カードを組み立てた家といっしょよ。大前提を抜きとるとすべてが揺らぎはじめる。隕石が発見された場所こそが大前提だったのよ」

(引用:デセプション・ポイント P132-133/ダン・ブラウン)


ダン・ブラウンの『デセプション・ポイント』のあらすじ・紹介を行っていく。感想はコチラ。
【『デセプション・ポイント』感想】


『ダ・ヴィンチ・コード』シリーズは宗教について知ってた方が面白いし、逆に宗教や芸術作品について興味がないととっつきにくいが、『デセプション・ポイント』の主な題材は大統領選挙とNASA。もともとの知識がなくても楽しめるはずだ。
 

【書籍情報】
タイトル:デセプション・ポイント
著者:ダン・ブラウン
出版社:角川文庫
ジャンル・要素:ミステリを主軸として、スリラー、SF、サスペンス要素を含む
ページ数:上巻〈427〉、下巻〈398〉
刊行年:2001年
映像化:なし
読後感:スッキリ


目次

あらすじ

国家偵察局員レイチェルの仕事は、大統領へ提出する機密情報の分析。現在、ホワイトハウスは大統領選の渦中にあり、現職と争っている対立候補は、なんと彼女の父だった。選挙戦はNASAに膨大な予算を費やす現政府を非難し、国民の支持を集めている父が有利に進めていた。そんなある日、レイチェルは直直に大統領から呼び出される。NASAが大発見をしたので、彼女の目で確かめてきてほしいというのだが……。

(引用:デセプション・ポイント/ダン・ブラウン)



『デセプション・ポイント』は二人の美女の視点で物語が進行していく。それぞれは、大統領選についての視点、もう一つはNASAの大発見についての視点。二つの視点を主として、二人の主人公は待ち受ける数々の窮地をどう切り抜けていくのか、そして大統領選挙とNASAの大発見を絡めて一気に展開されていく。


疑惑うずまく大統領選

米国大統領選挙をひかえ、構図は現大統領ザカリー・ハーニーと上院議員セジウィック・セクストンの一騎打ちの状態にあったが優勢はセクストンに傾いていた。


現大統領のハーニーは、NASAを支持しているが、肝心のNASAはここ数年間失敗続きで膨大な資金が水泡に帰している現状。そのためNASAにまわしている資金を教育に回すというセクストンの政策方針が有権者の強い共感を生み支持を集めていた。


セクストンに抑え込まれているように見えた大統領陣営だったが、NASAの大発見によって事態は一転していく。


怪しげな動きが見え隠れする両陣営、大統領選挙の行方は最後まで予想がつかない。


NASAが見つけた世紀の大発見

北極では、NASAが、ある『大発見』をしていた。それは大統領選挙はおろか、世界を揺るがす発見に値した。その公表に伴って大統領は、信頼を得るためにNASAとは関係のない第三者も集められ、NASAの『大発見』の明確な裏付けを行った。


そこに大統領直々に呼ばれたひとりが
NRO(国家偵察局)の局員・レイチェル・セクストンだ。彼女は複雑な立場の人物で、現大統領側に近い立場(NRO)に属しているが、彼の父親はセジウィック・セクストン。つまり現大統領と選挙選で対立している人物なのである。


レイチェルは一時はNASAの『大発見』を自らの目で確認し、間違いないと太鼓判を押した。しかし、わずかなほころびが見つかったことから、レイチェルは国を取り巻く騒動に巻き込まれていく。


その『大発見』とは、北極の氷中に埋まった隕石だった。もちろんただの隕石でNASAがそこまで騒ぎ立てるはずがない。その隕石にはとてつもない秘密が眠っていたのだ。

特殊部隊を率いる"指揮官"の正体は…?

『大発見』のほころびを見つけたレイチェルたち数人の民間人は突如、デルタ・フォースという特殊部隊に命を狙われる。デルタ・フォースを動かせるのは大統領をはじめごく限られた人物のみ。


はたしてレイチェルたちが気づいてしまった真実とはなんなのか、そして裏で暗躍する人物とは一体だれなのか。



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