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『図書館の魔女 烏の伝言』の全登場人物をまとめた【高田大介】

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『図書館の魔女 烏の伝言〈上.下〉』に登場人物する、名前が明らかになっている全登場人物についてまとめた。


これから刊行が期待される『霆ける塔』の復習にでもどうぞ。またこんな人物いたっけ?とシリーズを思い出しながら楽しんでもらえれば幸いである。

注意事項

  • この記事にはネタバレを含んでいる。
  • 前作『図書館の魔女』にも登場する人物は、追加の情報のみ記載している。
  • 一部のキャラには考察を添えている。


『図書館の魔女〈1〜4〉』の登場人物紹介はコチラからどうぞ。

──剛力衆

──エゴン

・剛力の一人、鳥飼。カラスやカササギを従える(上.P18、上.P66)
・長身痩躯、線の細いが肩幅の広い青年で短く刈った髪は、はげあがったように広い額をさらし、落ち窪んだ目は大きく盛り上がる眉の陰に暗く隠されている。(上.P17)
・左の顔面が傷痍に覆われており、醜く気味の悪い面構え。(上.P18)
・自分自身で仕込んだカラスだけでなく、出先で会ったカラスも手先に遣えることができる。(上.P24)
・言葉を話すことができず、発言能力は2.3歳児と同程度(上.P25)
・南方系の顔立ち、南の方の生まれ(上.P38、379)
・焼けた庄に斥候にいった3人うちの1人
・障害で言葉を理解する事はできるが、言葉を正しく配列することができない(下.P305)
・子供の頃に港の事故が原因で障害を負う。またその障害が原因で生まれの部族を離れ、スタネアという島の寺院に身を置くことになる。(上.P387、下.P303)

──ゴイ

・剛力衆の頭、罠師の老人
・獣の残す僅かな手がかりを見抜く眼力をもつ。(上.P31)
・呼ばわり方に訛りがある(エゴン→エーゴン、ワカン→ワーカンなど)

──ワカン

・剛力の一人、若衆のまとめ役
・小男であるが胸板が厚く、手足の根本が太い、屈強な体格で、総髪を後ろで結っている。都風の顔立ち(上.P29、上.P34)
・焼けた庄に斥候にいった3人うちの1人
・頭がキレる(下.P149)
・人徳があり、仁義に厚く、慕われている人物(下.329)
・マツリカとのやり取りが個人的にすき

──エノク

・剛力の一人、寡黙な偉丈夫
・ずんぐりした全身鋼のような男で、えらのはった顎、猪首で無口(上.P34)
・剛力一のちから持ち

──カラン

・剛力の一人、エノクの弟
・エノクに次ぐちから持ち

──ナオー

・剛力の一人、島嶼系の系統
・剛力には北方系が多いが、ナオーは南方系の混血もつ。その特徴をいかして港に潜伏していた。(上.P38)
・元船乗りで、港の生まれ(上.P46、下.152)
・剛力としては新米(上.P66)
・焼けた庄に斥候にいった3人うちの1人

──テジン

・剛力の一人、港に潜伏していた連絡員
・残切り頭の小柄な若者(上.P177)
・ニザマ(ミツクビ)からの間者。廓の動きを探るように手配された(下.158.)
・猿に殺される(下.41)

──ハァウ

・エゴンが仕込んだカラス
・ハシボソガラス(上.P25)
・ハシボソガラスにしては、やや額が張っていて、嘴の線にも丸みがある。そして好奇心がありながら安全と危険を正確無比に測れる(上.P142)
・物怖じしない性格と危機意識の高さを持つ(上.P142)

──ニザマ

──ゲンマ

・近衛隊の衛士長。
・酒に盛られた毒で体の自由が奪われるが、ツォユとタイシチの助けで刺客から逃れる。

──ツォユ

・近衛隊の一人
・体格が大きく、逆立った赤い髪をもつ。そのため剛力たちからは『赤髪』と呼ばれる(上.P21)
・タイシチからは大哥〈あにき〉と慕われている。(上.P33)
・義侠心に富み部下への配慮が篤い(上.P255)
・ゲンマの甥(上.P256)

──タイシチ

・近衛隊の一人、古くからのツォユの部下
・ツォユからは、人目のないところでは小チ〈シャオ〉と呼ばれていたが、いつしか鼠も剛力もまねして小チと呼ぶようになる。小〈シャオ〉は弟分に呼びかける物言いである。(上.P119)

──ルゥスゥ

・近衛隊の一人
・細面で吊りあがった細い目から、剛力からは陰で「狐」と呼ばれていた(上.P123)
・下戸(上.P251)
・蔵に監禁されたが、カロイの進言で救出される。

──ガゥイ

・近衛の一人
・初登場は、残念ながら猿〈マシラ〉に首を切られた後。南無(上.P264)

──マォリゥ

・近衛の一人
・番頭に頼まれた見回りでガゥイと組んでいた人物。ガゥイと同じく初登場時には猿〈マシラ〉にやられていた。


──ユシャッバ

・ニザマ中原南部の地方官吏、巡撫兼都御史の弟姫(上.P34)
・黒髪を左右に玉に結い、淡い翡翠の正絹〈しょうねん〉の襦に裙〈もすそ〉は交領と腰帯が共布で、薄縁の地に金糸銀糸の刺繍が散っている。(上.P121)
・鼻も口も顎も小作りで引き締まり、伏せた目元は涼やかで切れ長に濃いまつ毛が伏せている。(上.P121)
・ロッロアから託された大粒の真珠の耳飾りをつけている(上.P146、下.346)
・温室育ちのお姫さまではなく、危機を察する目耳をもっている。(上.P343)
・ユシャッバとは南方の言葉で『翡翠』の意(下.346)

──ロッロア

・ユシャッバの姉(下.77)
・薄く浅葱がかった真珠の簪をしていた(下.79)
・廓にいたが、廓の陰謀に巻き込まれ売り飛ばされてしまう(下.79)
・ロッロアとは、南方の言葉で『真珠』の意(下.346)

──カロイ

・ヴァーシャ
・やや薄い髪の色に、少しやつれた彫りの深い面立ち(上.P178)
・隻腕で義手をつけられる。義手の先は三嘴の鉤爪がついている(上.P184、下.P25、下.P38)

──杣の里

──黒〈はく〉

・漆黒の肌の少年で、瀟洒な出で立ち(上.P95、上.P105)
・黒〈はく〉とは、鼠たちが勝手に名付けたのは名前で、本名は『アブダライム』(上.P319、下.434)
・薬師(上.P360)
・一ノ谷から黒の郷里の南大陸へ帰る(予定)(下.432)
・廓が本当に追っていた人物(焼けた庄の生き残りだから)(下.408.)

──白い少年

・毛深い白い肌で、黒〈はく〉と共に埋められていた少年(上.P95)
・息を吹き返すことはなく死んでしまう(上.P103)
・黒〈はく〉の友達(?)と推測されているが本当の事は定かではない(上.P362)

──犬

・焼かれた庄で出会った黒い犬
・ワカンは犬〈せった〉と呼んでいた(上.P94)
・白い尾を持つ(上.P320)

──廓

──遣手

・廓を取り仕切る御上
・隻腕の売国奴
・深紅の絹地に花々の刺繍、ぎらぎらと金糸が散った帯で派手な恰好(上.P154)
・太り肉で首まで白塗りの顔、分厚い唇に紅をさした丸顔。(上.P154)
・ニザマ宦官中常侍尚書令閣下、隻腕の左僕射メテ(下.360、下.P373)

──大番頭

・ニザマから派遣されてきた上役(下.81)
・メテの腹心の部下で愛人(下.P386-387)

──飯盛り女

・廓の奉公人、若い娘
・ユシャッバの監視。文字通り主にユシャッバの飯の世話をしている(上.P418)

──床廻し

・廓の奉公人、閨房周りの世話

──掛廻り

・廓の奉公人、渉外と雑用

──猿〈ましら〉

・廓の鏢客
・上背のある丈夫で六尺半(約195cm)ほどの長身、面長の陰鬱な顔で、総髪を無造作に後ろに結って垂らしている。(上.P186、421)
・腕が長い(上.P419)
・服装は闇に紛れる黒装束(下.123)
・細い弦〈糸〉を使って首をはねていた(下.332)

──鼠

──トゥアン

・鼠の頭
・少女のような声をした体の小さい少年、小柄で童顔だが眉毛が濃く意志の強そうな眼差し(上.P212-213)
・焼き討ちで母親を失った。そのときに背中と肩に大きな火傷を負う(上.P323-324)

──チャク

・鼠の一人、鼠のなかでは一番大柄な年長組の鼠(上.P291)
・親に虐待されていて、兄貴と片耳を失う。(上.P326)

──ヒュイ

・鼠の一人
・『どぅだっかねぇ』が口癖
・天邪鬼(上.P311)
・猿の正体を追っていたが捕まり蔵に監禁される(下.P33)

──ファン

・鼠の一人、年少組
・女物とみえる両側に垂れのついた毛編み帽子をかぶっている(上.P207)
・体が小さくすばしっこい
・剛力に憧れがあり、弟子入りする気持ちを抱く(上.P308、下.394)

──オーリン

・鼠の一人、長髪の少年(上.P231)

──ダオ

・鼠の一人、年少組、最年少(上.P317)
・木の枝をしゃぶっている少年(上.P236)

──ジェン

・鼠の一人、年少組(上.P317)
・元住んでいた村は焼かれてしまった(上.P323)
・黒〈はく〉の言いたい事を一番正しく捉えている(下.P394)


──一ノ谷

──マツリカ

・六角堂の地下に隠されていた経文を保護するために訪れていた(下.P279)
・犬が苦手(下.P289)

──オルハン

・図書館付きの衛兵

──アダン

・図書館付きの衛兵

──アキーム

・図書館付きの衛兵

──ハルカゼ

・司書

──その他

──牛目〈ぐもく〉

・浅黒い顔で面長の頬には皺が縦に深く刻まれ、黒髪を後ろに結って長く垂らしている。上背はアダンたち衛兵よりも高い。(下.P377)
・鈍い灰色の長作務衣、これはニザマの扮装。裾を絞った裸足の足先に粗末な草履。(下.P377)
・藍緑〈らんりょく〉の瞳で白眼が見えない。眼球が著しく大きいのか開いた瞼から眼球がせり出しているように見える。(下.380)
・キリヒトの立ち姿と同じ。(下.P377-378)
・扉に音を忍ばせて近づいたアダンめがけて正確に刀を振ってきている様子から、微かな物音から周りの状況を察知しているとわかる。(下.P376)
・カロイのほうを視認していることから、目は悪そうだが見えないわけではなさそう(下.P380)
・先天緑内障という病気があるが、別名を牛眼〈ぎゅうがん〉という。角膜や強膜が伸展し眼球全体が大きくなり牛の眼のようであるところから,牛眼と呼ばれる。(下.P380)の描写から、牛目〈ぐもく〉がこの病気であり、その見た目からこのような名前がついたと考えられる。
・ニザマの生え抜き、ミツクビの子飼い(下.P382)

──最後に

烏の伝言の登場人物は、ほぼ巻頭の人物紹介で書かれていた。書かれていなかったのは『牛目』と『ロッロア』くらいだろうか。


やはり気になるのは、キリヒトと牛目の関係について。身体的特徴や立ち振る舞いが似てる点、なにより音での判断能力を見ると牛目も"キリヒト"となにかしら関係があると考えるのが普通だろう。


"キリヒト"が出る家系があると前作で書かれていたので、牛目がその出身で実はキリヒトの親なのか?とも考えられるが、それくらいは誰でも考えつく事だろうし安直すぎるかな…とは思う。何はともあれ『霆ける塔』に期待である。



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