FGかふぇ

読書やらカフェ巡りが趣味。読んだ本、行ったカフェの紹介がメインのブログです。ごゆるりとどうぞ。

2018-03-01から1ヶ月間の記事一覧

【小説】『インフェルノ』の感想を好き勝手に語る【ダン・ブラウン】

『インフェルノ』日本語訳で『地獄』 歴史、美術史に疎く、今回スポットがあてられている「ダンテ」ですら名前しか知らなかった私だが、存分に楽しむことができた。 そんな私ですら面白かったのだから、元々そちらの方面に教養のある方ならさぞかし楽しめた…

【ネタバレあり】『魔力の胎動』の感想・解説を好き勝手に語る【東野圭吾】

不幸な偶然の重なり──そんな簡単な言葉で片付けていいものだろうか。 しかしそれ以外には考えられない。人為的なものが関わる余地などゼロだ。この世に魔力とでもいうべきものが存在しないかぎりは──。 (引用:魔力の胎動/東野圭吾) 『ラプラスの魔女』の前日…

『魔力の胎動』は前作『ラプラスの魔女』を再読したくなる一冊だった【東野圭吾】

自然現象を見事に言い当てる、彼女の不思議な“力”はいったい何なのか――。彼女によって、悩める人たちが救われて行く……。 (引用:「魔力の胎動」 東野 圭吾[文芸書] - KADOKAWA) 2018年3月23日に発売した東野圭吾の最新作『魔力の胎動』を紹介していく。 感想…

『図書館の魔女』ニザマについて&ミツクビ・薬師〈パルマキー〉の疑問・考察【高田大介】

『図書館の魔女』でマツリカたちにとって宿敵であるニザマの宦官中常侍ミツクビ。 今回はミツクビと薬師〈パルマキー〉の考察、またモチーフとなった存在に迫る。それに伴い、ニザマについての解説・考察が必要と判断したため、前半はニザマについて軽く説明…

月面版ミッション・インポッシブル『アルテミス』を紹介する【アンディ・ウィアー】

密輸ガール・「ジャズ」が月面都市で大暴れ!? 『アルテミス』を紹介する。 感想はコチラ あらすじ 人類の初の月面都市アルテミス─── 直径500メートルのスペースに建造された5つのドームに2000人の住民が生活するこの都市で合法/非合法の品物を運ぶポータ…

2018年5月4日公開『ラプラスの魔女』の映画パンフレットをGETした【東野圭吾】

凶器は知性×動機は愛×殺人を証明せよ 【表】『凶器は知性』ですか...心魅かれるキャッチだこと...。 先日、映画館で東野圭吾の『祈りの幕が降りる時』を観てきました。その時に2018年5月4日に映画公開される『ラプラスの魔女』のパンフレットが置いてあった…

『アルテミス』の感想を好き勝手に語る【アンディ・ウィアー】

2016年に日本で映画化された『オデッセイ』(小説名は『火星の人』)は火星でのサバイバルを描いたもので、火星版DASHとも呼ばれ話題になった。 その作者アンディ・ウィアーが放った第二作、月面都市を舞台にした『アルテミス』の感想を語っていく。未読の方は…

『黒猫の小夜曲(セレナーデ)』の感想を好き勝手に語る【知念実希人】

【小夜曲】さよきょく:セレナーデ ・オペラ風の軽い楽曲。 ・恋愛の歌曲。 知念実希人「死神」シリーズ第2段、『黒猫の小夜曲』の感想を語っていく。ネタバレは考慮していないので、未読の方はご注意を。 感想 まず表紙に目を奪われました。キレイの一言。表…