『星を継ぐもの』に次ぐシリーズ第二弾
『ガニメデの優しい巨人』の感想を語っていくネタバレありで語っていくので未読の方はご注意を。
またシリーズ第一弾の『星を継ぐもの』を読んでいないと、訳がわからないと思うので読んだことがない方はコチラからどうぞ。
『星を継ぐもの』紹介
目次
感想
2500万年前ミネルヴァで何かあったのか?
なぜ、ガニメアンは地球の動物を運んだのか?
なぜ、ミネルヴァの動物は絶滅したのか?
ラストでハントとダンチェッカーによって謎が明かされる場面は圧巻であった。
様々な謎の解明については言わずもがなの見所であったが、私はその過程で語られる生物論・進化論についての話がとても興味深く印象に残っている。
そこで今回は、
1.物語全体について
2.生物論・進化論について
感想を書いていく。
1.物語全体について
ガニメアンとの邂逅シーン、これが最初の見所だと思う。裏表紙のあらすじなどで、ガニメアンと接触があることは、あらかじめ分かっている。分かってはいるものの、このシーンは読んでいて面白い。
未知との邂逅。現れたのは2500万年前に姿を消したはずのガメニアン。緊張のやり取り。現代でいう人工知能のゾラックに言葉を教えるシーンは、有川浩の『空の中』を思い出した。
前作では「ガニメアンが2500万年前に忽然と姿を消してしまった」という事実しか分からなかったが、その答えも明らかにされていく。
私のイメージで「宇宙人=侵略者」の式が出来上がっていたので、ガニメアンとのファーストコンタクトと、それ以降の地球人との親密な関係は、読んでいてとても新鮮なものだった。
ラストで語られる『ガニメデの優しい巨人』で提示された謎
2500万年前ミネルヴァで何かあったのか?
なぜ、ガニメアンは地球の動物を運んだのか?
なぜ、ミネルヴァの動物は絶滅したのか?
ハントとダンチェッカーによって語られた真実はまさに衝撃。『星を継ぐもの』から伏線で出ていたチャーリーの身体から発見された「謎の酵素」についても判明し、『星を継ぐもの』では曖昧にしか扱われなかった人類の本当の起源など、すべてが明らかになって...。
宇宙を舞台としてありがちな派手なアクションやトラブルはなく(ガニメアンとの邂逅は十分にトラブルだが)、ひたすら地道に謎の解明に取り組むのが私としてはとても好きだ。
2.生物論・進化論について
私自身は生物や進化についての話が好きなので、『ガニメデの優しい巨人』はもうお腹いっぱいになるくらいその話が満載でたまらなかった。
何故、鳥の形態が生まれたのか?何故、地球人の技術発展のスピードがめざましいのか?ミネルヴァでの進化の過程etc...ホーガンによって綴られた生物論・進化論の世界観は独特だがストンと納得できた。
何が面白いかって地球人目線ではなく、ガニメアン目線でも地球の生物について語られるので、今までに気にしたこともないことにも気付かされた。とくにガニメアンから見た地球人への見解が興味深い。
ガニメアンという地球人とは対極にいる生物から見ると、私たち地球人がいかに変な生き物であるかがよくわかる。
家庭環境が違えば性格が違うように、地域が違えば習慣が違うように、国が違えば人種が違うように、星が違うことによって地球人とガニメアンでここまで差があるのも当然か。
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