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『図書館戦争 別冊Ⅱ』の感想を好き勝手に語る。ついにあの二人に進展が…!?【有川浩】



有川浩の『図書館戦争』シリーズ第6弾、番外編である『図書館戦争 別冊Ⅱ』の感想をかたっていく。ネタバレがあるので未読の方はご注意を。





感想

緒方副隊長の昔話や、堂上と小牧の新人時代の話など興味を惹かれる番外編だったど、やっぱり一番心に残ったのは手塚と柴崎のその後を描いた『背中合わせの二人』。


『背中合わせのふたり』ってタイトルが、これまでの二人の関係を示していてまたいいよね。


郁と堂上がメインの図書館戦争だけど、やっぱり手塚・柴崎の関係がすきだなーって再確認した。


だけどいままでのシリーズのなかで一番イライラする……というか胸糞が悪いシーンが多かった作品でもあった。それが柴崎に対する嫌がらせの場面。


ストーカーから始まり、卑猥なコラージュ写真がばら撒かれるなど陰湿な嫌がらせが続いて、普段気丈で嫌がらせなんてスルリと受け流していたであろう柴崎が憔悴していく様子が読んでいて辛かった。


それプラス、手塚が運転するクルマでの水島の自己中心的な解釈とその告白でイライラはピークに……。実際にこんなヒステリーな思考の持ち主いるのかな……こういう考えしかできない人がストーカーになったりするのか……。


まぁその不快感の振り幅もあってか、解決した時の開放感、爽快感はたまらないものがある。まさか今までまったく進展がなかった二人の結婚の場面まで書かれるとは思ってもみなかった。嬉しい誤算。


柴崎のいままでのギャップがひたすらに可愛い。とくに事件のクライマックスのところ。

「あたし。大事にしてくれて、あたしが大事にしたいような人は、あたしのことなんか見つけてくれなかったっ!」
「俺が見つけた」
手塚が囁いた。
「自信家で皮肉屋で意固地で意地っ張りで大事にしたいお前のこと、やっと見つけた」
うわああ、と自分でもびっくりするほどの子供のように泣き声が漏れた。

(引用:図書館戦争 別冊Ⅱ P267/有川浩)


柴崎がいつからかずっと自分を守っていた殻が割れた瞬間……手塚が割ってくれた瞬間……。手塚と柴崎がすきな人にとってはたまらない展開だった。




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