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【17作品】2020年下期に読んだ小説を5段階で評価する&ベスト3紹介【一言感想】

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2020年下期(7〜12月)に読んだ小説17作品を5段階評価で好き勝手に感想を書いていく。


そして、後半は下期に読んだ小説の面白かった作品ベスト3をあらすじなどと共に紹介。2020年に発売した小説ではなく、あくまで私が7〜12月に読んだ小説なのでご注意を。

目次

1.読んだ小説・一言感想

虹を待つ彼女/逸木 裕
☆☆☆☆
タイトルと表紙がまず良き。
人工知能についての考えも面白いし、彼女の自殺の謎、ラストでは今までにない読後感を味わうことができた。


第六大陸/小川一水
☆☆☆☆☆
宇宙へ行くことのリアルさがいい。
宇宙に関する知識については言わずもがな。ひときわ印象に残っているのが宇宙へ行くこと、月に安定した拠点を作ることの難しさ、そしてそれにどれほどお金がかかるのか。


Unnamed Memory Ⅰ/古宮九時
☆☆☆
なんとなくかたいファンタジーを想像していたけど、キャラ同士の掛け合いが軽快で癖になる。Ⅰまだまだ序章って印象でこれからの展開が気になる。


キャプテンサンダーボルト/伊坂幸太郎・阿部 和重
☆☆☆☆☆
ペア、相棒そんな言葉が似合う小説だった。相葉と井ノ原の主人公コンビはもちろん、米軍兵の二人もそうだし、なにより伊坂幸太郎と阿部和重のコンビ。



彩雲国物語/雪乃紗衣
☆☆☆
芯のある真っ直ぐな少女が女性官吏を目指す中華ファンタジー。
ページ数は少ないが、内容は熱い。続きが気になる。


彩雲国物語2/雪乃紗衣
☆☆☆☆
魅力的な登場人物ばっかり。今回の巻でいえば燕青かな。


彩雲国物語3/雪乃紗衣
☆☆☆☆
どんでん返しがすごい。


三体/劉慈欣
☆☆☆☆☆
圧倒させられた。物語のスケールと、その展開に。
最近読んだものの中では一番おもしろかった。


三体2/劉慈欣
☆☆☆☆☆
期待を裏切らない第2作目。
第1段の流れをそのままにさらなる展開が最高。



彼女は一人で歩くのか?/森博嗣
☆☆☆☆
SFの森博嗣。ミステリの森博嗣よりさくさく読める。あの人の登場が予想外すぎて最高だった。



月は幽咽のデバイス/森博嗣
☆☆☆☆
意表を突かれた。王道のミステリーを求めている人からしたら、賛否両論は生むかもしれない作品だと思うけど、個人的にはすき。
「人はすべての現象に、意味を持たせたがる」


ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人/東野圭吾
☆☆☆☆
コロナの時代背景を反映させていてタイムリー。探偵役のキャラとマジシャンって設定が面白い。回収してない伏線がありそうなのでぜひ続編をだしてほしい所。


彩雲国物語4/雪乃紗衣
☆☆☆☆
さらっと重い過去語るやん…。
ターニングポイントの一冊。


彩雲国物語5/雪乃紗衣
☆☆☆☆☆
女性は強い。
その強さを支える信念が心に響く。


彩雲国物語6/雪乃紗衣
☆☆☆☆
王の孤独が胸にしみる。


魔法の色を知っているか?/森博嗣
☆☆☆☆
終わり方気になりすぎる。



かがみの孤城/辻村深月
☆☆☆☆
本屋大賞受賞作
物語全体がキレイにまとまってる。


2.2020年下期ベスト3

2020年下期に読んだなかでとくに面白かった3作品をあらすじなどとともに紹介していく。


3位:キャプテンサンダーボルト


──あらすじ

世界を救うために、二人は走る。東京大空襲の夜、東北の蔵王に墜落したB29。公開中止になった幻の映画。迫りくる冷酷非情な破壊者。すべての謎に答えが出たとき、カウントダウンがはじまった。二人でしか辿りつけなかった到達点。前代未聞の完全合作。

──伊坂幸太郎と阿部和重のコラボ作
『キャプテンサンダーボルト』は伊坂幸太郎と阿部和重、二人の大人気作家のコラボ作品。


『ペア・相棒』そんな言葉が似合う小説で、作家ふたりのコンビという意味もあるし、物語の中の主人公コンビも面白いし、カッコいいし印象的である。



ストーリー前半はあまり動きはないもののじわじわと広がる不穏な気配でどんな展開が待っているのか気になるし、後半はその期待を裏切らないスピード感とスリル、そして伏線回収で見事なエンタメ小説になっている。




2位:第六大陸

──あらすじ

西暦2025年。サハラ、南極、ヒマラヤ──極限環境下での建設事業で、類例のない実績を誇る御鳥羽総合建設は、新たな計画を受注した。依頼主は巨大レジャー企業会長・桃園寺閃之助、工期は10年、予算1500億そして建設地は月。機動建設部の青峰は、桃園寺の孫娘・妙を伴い、月面の中国基地へ現場調査に赴く。だが彼が目にしたのは、想像を絶する過酷な環境だった──民間企業による月面開発計画「第六大陸」全2巻着工!

(引用:第六大陸 〈1〉 小川一水)


──民間企業が月面開発に挑む

ざっくりと『第六大陸』を説明するとすれば、民間企業が月面開発計画に挑む物語だ。物語上の年は2025年なので現在から考えれば約5年後の未来を描いたストーリーとなる。人類が初めて本格的な月面開発に挑むわけだが、そこに立ち塞がる困難、その困難に立ち向かう技術者たち、宇宙のリアル、そしてロマン……見どころは多彩である。


──計画の主導者は…年端もいかない少女!?
人類初の月面基地を作る壮大な計画、なんとそれの発案者は一人の少女である。もちろんただの少女ではない、彼女は大企業の会長のお嬢様・桃園寺 妙。


恵まれた環境、優秀な頭脳、なに一つ不自由ない暮らしを手にしている幼き少女は、何故月を目指すのか?そして月に何を作ろうとしているか?


ごりっごりのハードSFにも関わらず、それを主導するのが一人の少女なんて夢がある話じゃないか。




1位:三体

──あらすじ

物理学者の父を文化大革命で惨殺され、人類に絶望した中国人エリート科学者・葉文潔(イエ・ウェンジエ)。
失意の日々を過ごす彼女は、ある日、巨大パラボラアンテナを備える謎めいた軍事基地にスカウトされる。
そこでは、人類の運命を左右するかもしれないプロジェクトが、極秘裏に進行していた。
数十年後。ナノテク素材の研究者・汪森(ワン・ミャオ)は、ある会議に招集され、世界的な科学者が次々に自殺している事実を告げられる。
その陰に見え隠れする学術団体“科学フロンティア”への潜入を引き受けた彼を、科学的にありえない怪現象“ゴースト・カウントダウン”が襲う。
そして汪森が入り込む、三つの太陽を持つ異星を舞台にしたVRゲーム『三体』の驚くべき真実とは?


──圧倒的スケールの傑作SF
『三体』は三部作で構成されている。


第一部:『三体』
第二部:『三体 黒暗森林』
第三部:『三体 死神永生』

現在日本では、2020年6月28日に『三体 黒暗森林』が発売され、『三体 死神永生』に関しては2020年12月現在では、まだ発売日は未定となっている。


具体的に説明すると、『三体』は3章で構成されている。


第1章 沈黙の春
第2章 三体
第3章 人類の落日

この第1章が曲者な部分で、なかなか読み進めにくい。しかし450ページほどの本書で、第1章は50ページほどしかないので、そこは安心してほしい。