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『マスカレード・ナイト』のあらすじ・紹介「仮面の奥に隠された″真実″を見破れるか」【東野圭吾】

『敵も化けている。決して騙されるな』

(引用:マスカレード・ナイト 表紙/東野圭吾)


今回は2017年9月15日に発売した、東野圭吾「マスカレード」シリーズの第3作目の『マスカレード・ナイト』を紹介する。


一体誰が犯人なのか?最後の最後まで犯人が予想できない展開に注目のオススメの一冊!!


感想はこちら
【マスカレード・ナイト 感想】


目次

マスカレードシリーズについて

2011年に刊行された『マスカレード・ホテル』を始めに、2014年には『マスカレード・イブ』が刊行され、2017年ついにシリーズ3作目となる『マスカレード・ナイト』が発売された。
 

そして、2019年1月18日には『マスカレード・ホテル』の映画公開が決定しているなど、現在注目の東野圭吾作品のシリーズである。


第1作『マスカレード・ホテル』では一流ホテル・コルテシア東京を舞台に、刑事・新田とホテルウーマン・山岸のコンビが事件に挑み、第1作『マスカレード・イブ』では二人が出会う前の物語を綴っている。


そして第3作『マスカレード・ナイト』は第1作から数年後の物語。



『マスカレード・ナイト』からでも読めるようになっていますが、第1作の『マスカレード・ホテル』から読んだほうが数倍楽しく読めると思うので、まだ読んだことがない方はそちらを先に読むことをオススメする。


【マスカレード・ホテル 紹介】

【マスカレード・ホテル 感想】


あらすじ

若い女性が殺害された不可解な事件。捜査を進める警察の元に一通の密告状が届く。密告状によると、犯人はホテル・コルテシア東京のカウントダウンパーティに姿を現すという。数年前の事件でホテルに潜入捜査をした経験がある刑事・新田浩介は再び、フロントクラークとして潜入することになった。犯人の決定的な目星がつかないなか、ついに数百人がひしめき合うカウントダウンパーティ『マスカレード・ナイト』が開催される。

見所

──新田と山岸

『マスカレード・ホテル』の時のように二人のコンビネーションは健在。ホテルの仕事、そして事件も二人は些細なヒントから真実へと近づいていく!?




──無理難題

コンシェルジュとなった山岸の元には、以前にもまして客から様々な無理難題が依頼される。
「外の広告看板を見えないようにしてほしい」
「プロポーズで相手が傷つかないように断りたい」
「一目惚れした相手と話す機会をつくってほしい」
など、多種多様な問題を解決する手腕にも目が離せない。

──ホテルという特殊な場所

「お仕事小説」というジャンルがある。ある特殊な仕事を中心とする小説だ。その仕事ならばのディティールと、そこに取り組む人間の苦労と喜び、そういうことを中心にした小説だ。

(引用:ギンカムロ P325/解説:北川次郎)

『マスカレード・ナイト』を読んで、以前読んだ小説で目にした言葉を思い出した。ミステリーというジャンルの作品だが、ホテルという舞台、そしてそこで働く人たちの喜びや苦労が楽しめるのもこの作品の大きな魅力の一つであろう。


──マスカレード・ナイト

タイトルになっている『マスカレード・ナイト』の意味はホテル・コルテシアで行われているイベントで正式名称は「ホテル・コルテシア東京年越しカウントダウン・マスカレード・パーティ・ナイト」と呼ばれる。


パーティー参加者もホテルの従業員も全員仮装(コスプレ)を行っているのが最大の特徴で、まさにマスカレード(仮面舞踏会)の名に相応しい。


数百人がいるそのパーティー会場で、警察、ホテル従業員、犯人、様々な人間の思惑が交差する。

読み終えて

犯人やトリック、謎を推理しながら読むのがミステリーの醍醐味だ。
私も本書を読みながら、あれこれ考えを巡らせながら読ませてもらった。


まぁ結果だけ言えば予想した犯人とは大外れもいいところだったわけだが。


途中で犯人の検討をつけるのは、なかなかに難しいだろう。ズバリ当てられた方は自信をもっていいと思う。


それほど、事件は複雑に絡み合っていて読みごたえは十分だった。


また、『マスカレード』シリーズの特設サイトがあるのだが(「マスカレード」シリーズ公式サイトー集英社)
とてもオシャレで、作品、登場人物、お客様の声などがホテルの紹介に似せて作られている。


是非一度見てもらいたい。『マスカレード』シリーズをすでに読んだ方のほうが楽しめるかもしれない。


そしてその中に、実際にロイヤルパークホテル(作品の舞台コルテシアのモデルになったホテル)で働いている方からの作品の感想が載っている。


そこには『山岸尚美が理想のホテリエ像だった』という感想が多くあった。


実際のホテル関係者にこれほどの事を言わせることができるのは余程の事だろう。それほど理解があるということだ。東野圭吾の綿密な取材とホテルへの理解があって初めて成されているのだろう。

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