FGかふぇ

読書やらカフェ巡りが趣味。読んだ本、行ったカフェの紹介がメインのブログです。ごゆるりとどうぞ。

東野圭吾

『白鳥とコウモリ』感想:負の連鎖は止まらない【東野圭吾】

「そんなことが起こりますか?そんな奇跡みたいなことが」 「夢だよ、俺の。刑事ってのは、辛い現実ばかりを見せられる仕事だ。たまには夢ぐらい見せてくれ」 (引用:白鳥とコウモリ P502/東野圭吾) 2021年4月に発売された東野圭吾の新作『白鳥とコウモリ』…

『ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人』のあらすじ・紹介【東野圭吾】

東野圭吾の『ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人』のあらすじ・見所を重要なネタバレなしで紹介していく。 【感想はコチラ】 目次 あらすじ 紹介・見どころ ──現代とリンクした時代背景 ──今回の探偵は……! ──続編もありそう? ブラック・ショーマンと…

加賀恭一郎シリーズの作品一覧とあらすじ・紹介【東野圭吾】

数多くの作品を世に放っている東野圭吾。その中でもシリーズ作品は特に人気を博している。魅力的な主人公、巻き起こる事件、そしてシリーズを通して読むことで明らかになる新たな事実──! 東野圭吾でシリーズものとえば、天才物理学者・湯川学を主人公とした…

『ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人』の感想を好き勝手に語る【東野圭吾】

「自分の手でって、そんなことできる?叔父さんは捜査のプロじゃないでしょ?」 「もちろんそうだが、できないときめつける理由は何もない。警察にはできないが、俺にはできるということもあるしな」 (引用:ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人 P95/東…

【東野圭吾】『片想い』の感想を好き勝手に語る。誰が誰へ向けての片想いか?

永遠の片想い、か──。 その気持は哲郎にも何となく理解できた。無意味だとわかっていながらこだわらずにはいられない何か──誰だってそういうものを持っている。 (引用:片想い P186/東野圭吾) 東野圭吾の『片想い』の感想を語っていく。ネタバレありなので…

【映画】『マスカレード・ホテル』の感想&原作と映画の違い【東野圭吾】

東野圭吾原作の映画『マスカレード・ホテル』を見てきた。『マスカレード・ホテル』は私が東野圭吾にはまったきっかけの作品であり、大好きな作品だったので、映画化されたのは、すごく、すごくうれしかった。 絶対に映像映えする作品だと思っていたので映画…

2分でわかる『ダイイング・アイ』のあらすじ・紹介【東野圭吾】

真夜中に起きた一つの交通事故が悲劇の連鎖を生む『ダイイング・アイ』のあらすじ・紹介をしていく。 感想はコチラ 『ダイイング・アイ』感想 目次 あらすじ すべての始まりは真夜中の交通事故 主人公の前に現れる謎の女 狂気の人形職人 鍵は事故の真実と謎…

『ダイイング・アイ』の感想を好き勝手に語る【東野圭吾】

「運命ね。君と僕とは運命の糸で結ばれているというわけだ」 「そうよ。そしてこの糸は」彼女は再び慎介の指に自分の指をからめてきた。「決してほどけたり切れたりしないの」 (引用:ダイイング・アイ P238-239/東野圭吾) 2019年の3月にWOWOWでドラマが放…

報われることない恋のはずだったのに──『パラレルワールド・ラブストーリー』あらすじ・紹介【東野圭吾】

併走する二つの電車 どれだけ近づいても 双方の空間に交流はない こちらはこちら、むこうはむこうある日、主人公は ″むこう″側の女性に一目惚れしたが彼女は親友の恋人 親友の恋人の、はずだったのに── さて、今回は2019年に映画公開が決まった『パラレルワ…

『人魚の眠る家』の映画パンフレットをGETしてきた。

娘を殺したのは、私でしょうか。 先日『コーヒーが冷めないうちに』の映画を観てきた。その時に私が気になっている11月に公開予定の作品『人魚の眠る家』の無料映画パンフレットをGETしたので紹介していく。 有村架純さんが最高に可愛かった『コーヒーが冷め…

『沈黙のパレード』の感想を好き勝手に語る【東野圭吾】

「湯川先生には何か確信があるんですか。そこまで強く断言できる理由を教えていただけますか」 「その理由は──」湯川は人差し指を立てた。「もし僕が新たに立てた仮設があたっているのなら、今のままではパズルを成立させるピースが一つ足りないからだ。その…

ガリレオシリーズ最新作『沈黙のパレード』のあらすじ・紹介【東野圭吾】

あらゆるものが沈黙を徹した。それは私欲のため、友情のため、そして──愛情のため。 2018年10月11日に待ちに待ったガリレオシリーズ最新長編『沈黙のパレード』が発売された。 そこで今回は『沈黙のパレード』のあらすじや見所を紹介していく。また『沈黙の…

『容疑者Xの献身』感想:”献身”の名にふさわしいガリレオ最高傑作【東野圭吾】

「うまくいかなかった時には観念する──それが普通の人間だ。最後の最後まで庇い続けるなんてのは至難の業だ」湯川は遠くを見つめる目をして呟いた。「石神だってそうだ。そのことは彼自身にもよくわかっていたんだ。だから……」 (引用:容疑者Xの献身 P337/…

『容疑者Xの献身』のあらすじ・紹介:ガリレオVS天才数学者【東野圭吾】

長編”ガリレオ”シリーズ第一作目の『容疑者Xの献身』を紹介していく。 ”ガリレオ”シリーズの説明や他作品の紹介はコチラをどうぞ。 長編”ガリレオ”シリーズの紹介 感想はコチラ 『容疑者Xの献身』感想 目次 あらすじ 登場人物とあらすじ補足 花岡親子 天才数…

『マスカレード・イブ』は前作『マスカレード・ホテル』に繋がる完璧な前日譚だった【東野圭吾】

”マスカレード”シリーズの第2作目『マスカレード・イブ』は一話完結の物語が四話分収録されている短編集である。 物語の時系列でいうと『マスカレード・ホテル』より過去の物語が『マスカレード・イブ』だが、先に読むのは『マスカレード・ホテル』のほうが…

『マスカレード・イブ』の感想を好き勝手に語る【東野圭吾】

お客さまの仮面を守り抜くのが彼女の仕事なら、犯人の仮面を暴くのが彼の職務 『マスカレード・ホテル』に続くシリーズ第2作目、『マスカレード・イブ』の感想を語っていく。 ネタバレにも軽く触れているので未読の方はコチラをどうぞ。 目次 感想:前作『マ…

『分身』の感想を好き勝手に語る【東野圭吾】

私が母と呼んだ女性は、単なる分身製造装置に過ぎなかった。 (引用:分身 P356/東野圭吾) 東野圭吾の『分身』の感想を語っていく。ネタバレありで語っていくので、未読の方はご注意下さい。 感想 ストーリー全体 クローンについて 刺さった言葉 ラスト 1.スト…

【小説】2分でわかる『人魚の眠る家』あらすじ・紹介【東野圭吾】

「今、我が家に......うちの家にいる娘は、患者でしょうか。それとも死体なのでしょうか」 (引用:人魚の眠る家 P293/東野圭吾) 2018年11月16日に映画公開が決まった東野圭吾の『人魚の眠る家』。 予告の動画では、だいぶ不穏な雰囲気が漂う作品だが、実際は…

『パラレルワールド・ラブストーリー』の感想を好き勝手に語る【東野圭吾】

東野圭吾の『パラレルワールド・ラブストーリー』が2019年に映画化されることに!!「何故、今になって?」というのが正直な感想。刊行されたのが1998年なので...20年前の作品!? 時の流れとは恐ろしい...。 ということで数年前に一度読んだこの作品を再読…

『虚ろな十字架』の感想を好き勝手に語る【東野圭吾】

よく、「死んで償う」という言葉が使われるが、遺族にしてみれば犯人の死など「償い」でも何度でもない。それは悲しみを乗り越えていくための単なる通過点だ。 (引用:虚ろな十字架P155/東野圭吾) タイトルのつけかたが秀逸。本文に出てきたときに思わず「な…

『ラプラスの魔女』映画と原作小説の違いをまとめる【東野圭吾】

東野圭吾の作家デビュー30周年記念作品となった『ラプラスの魔女』 2015年5月15日に単行本が刊行され、そして先日の2018年5月4日に映画が公開となった。 ということで、今回は原作の小説と映画の違いを覚えている範囲でまとめていく。原作、映画、双方のネタ…

【映画】『ラプラスの魔女』の感想を好き勝手に語る【東野圭吾】

2018年5月4日に映画公開された、東野圭吾の『ラプラスの魔女』。 小説は何度も読み返した私の好きな物語。今回は映画の『ラプラスの魔女』の感想を重要なネタバレなしで語っていく。 小説の感想などはコチラをどうぞ。 ─感想─ ─紹介─ ─原作と映画の違い─ 感…

【ネタバレあり】『魔力の胎動』の感想・解説を好き勝手に語る【東野圭吾】

不幸な偶然の重なり──そんな簡単な言葉で片付けていいものだろうか。 しかしそれ以外には考えられない。人為的なものが関わる余地などゼロだ。この世に魔力とでもいうべきものが存在しないかぎりは──。 (引用:魔力の胎動/東野圭吾) 『ラプラスの魔女』の前日…

『魔力の胎動』は前作『ラプラスの魔女』を再読したくなる一冊だった【東野圭吾】

自然現象を見事に言い当てる、彼女の不思議な“力”はいったい何なのか――。彼女によって、悩める人たちが救われて行く……。 (引用:魔力の胎動 東野 圭吾:文芸書 | KADOKAWA) 2018年3月23日に発売した東野圭吾の最新作 『魔力の胎動』を紹介する。 感想はコチラ…

2018年5月4日公開『ラプラスの魔女』の映画パンフレットをGETした【東野圭吾】

凶器は知性×動機は愛×殺人を証明せよ 【表】『凶器は知性』ですか...心魅かれるキャッチだこと...。 先日、映画館で東野圭吾の『祈りの幕が降りる時』を観てきました。その時に2018年5月4日に映画公開される『ラプラスの魔女』のパンフレットが置いてあった…

『危険なビーナス』の感想を好き勝手に語る【東野圭吾】

「ごめん、好きにならずにはいられない」 失踪した弟の嫁に会った瞬間、俺は雷に撃たれた 解けない謎が、出逢うはずのなかった二人を近づける (引用:危険なビーナス 帯/東野圭吾) 2016年に発売された東野圭吾な作品『危険なビーナス』の感想を語っていく。ネ…

『人魚の眠る家』の感想を好き勝手に語る【東野圭吾】

「今、我が家に......うちの家にいる娘は、患者でしょうか。それとも死体なのでしょうか」 (引用:人魚の眠る家 P293/東野圭吾) 2018年11月に映画公開が決定した東野圭吾の『人魚の眠る家』は作家デビュー30周年を記念して書かれた作品でもあります。 気にな…

【東野圭吾】『夜明けの街で』の感想を好き勝手に語る【ネタバレあり】

これは地獄だ。甘い地獄なのだ。そこからどんなに逃れようと思っても、自分のなかにいる悪魔がそれを許さない。 (引用:夜明けの街で P80/東野圭吾) 今回は東野圭吾の『夜明けの街で』の感想を語っていく。 ネタバレNGの方はコチラをどうぞ。 【『夜明けの街…

不倫とは甘い地獄である『夜明けの街で』のあらすじ・紹介。【東野圭吾】

「謝るっていうのは、その時だけのことじゃないんだぞ。土下座は贖罪のスタートにすぎないんだ。で、それが終わる日は来ない。一生、謝罪の日が続くんだ。女房に頭は上がらず、家でも肩身の狭い思いをすることになる。どちらかが死ぬまでそれは続く」 (引用:…

『ナミヤ雑貨店の奇蹟』映画と原作小説の違いをまとめる。【東野圭吾】

その手紙は時を越え 人と人とを繋ぎ 奇蹟を起こす 今回は東野圭吾の『ナミヤ雑貨店の奇蹟』の映画版と原作小説の違いについてまとめた。1.映画と原作の相違点 2.原作にはないアレンジ以上の2点についてしぼってまとめているので参考になれば幸いだ。 ※ネタバ…