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【映画】『コーヒーが冷めないうちに』の感想を好き勝手に語る【川口俊和】

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あの日に戻れたら、
あなたは誰に会いに行きますか?

(出典:http://coffee-movie.jp/sp/index.html


2018年9月21日にで公開された映画『コーヒーが冷めないうちに』を見てきたので感想を語っていく。ネタバレありで語っていくのでご注意を。

きっかけ

『コーヒーが冷めないうちに』は2017年の本屋大賞で10位に輝いた小説だ。「4回泣ける」をキャッチコピーに書店でも何度も見かけた。


気になっていた作品ではあったものの、今まで手をつけていなかった。それなのにも関わらずどうして映画を見ようと思ったのか。


答えは簡単
有村架純さんが主演だからだ


有村架純さん大好きなんですよ、見る理由はそれだけで十二分だ!!

感想

有村架純さんが最高に可愛かった。これに尽きる。キスされて驚いたあとに照れながらももう一度キスするシーンとか、真剣にコーヒーを入れるシーンとか...とくに最後の「大好き」っていうシーンにはやられた...。彼女が入れてくれるコーヒーを飲みたい人生だった...。



さて、もう少し真面目な感想を。
物語は面白かったし、設定もファンタジーチックで私はとても好みだった。


過去には戻れるが、起きたことは変えられない。変えられるのは自分の心と未来だ、というのも見て、なんだか元気をもらえた気がする。


キャッチコピーは「4回泣ける」とあったが、ちょっと大袈裟かな。私が泣いてしまったのは1回だけだった...が、その1回ではボロボロと泣いてしまった。もちろん他のストーリーも心温まるものだったのは間違いない。(当然、私が泣いてしまったのは有村架純さん演じる時田 数が過去に行くストーリーの所だ)


最後のストーリーは段違いに心を揺さぶられた。死んだ父親に会いに行き、そのまま過去から帰ってこなくなった母親。「自分は置いていかれたのだ」と、長年思い悩んでいたが数。


しかし現実は、母親は未来へ行っていた。数の事が心配で...。


あのシーンの数の心境を思うと涙が止まらない。母親は父親に会いに行って自分を置いていったのではなく、ちゃんと母親は自分を愛してくれていたと分かったこと。そして、母親を過去に取り残してしまったのは子供の自分が、引き止めてしまったからだと知ったこと。


これが...泣けずにいられるか!!



コーヒーが冷めるまで
それは、ほんのひと時に過ぎない。けれどそんなひと時の時間でも、その時間があれば、人は想いを伝えることができる。心を、未来を変えることができる──決して過去は変えられなくても。大事なのはこれからだから。


ならばせめてまだ時間に余裕がある私たちは、生きてるうちに想いを、気持ちをちゃんと伝えなければならないのかな、と思ったり、思わなかったり。