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『狼と羊皮紙Ⅵ』の感想を好き勝手に語る【支倉凍砂】


『狼と羊皮紙Ⅵ』の感想を語っていく。ネタバレありなので未読の方はご注意を。


目次

感想

ストーリー全体の感想としては、いつもどおりって感じ。コル、ミューリの前で巻き起こるトラブルを解決して、謎を解いて、めでたしめでたし…と。


あっと驚くような派手さはないけど、コル、ミューリのやり取りに癒やされつつ、物語全体が進行したような安定の展開。


それにしても『人ならざるもの』の登場が増えてきた。今回だけでも鷲、羊、鳥、鼠、そして猫。


『狼と香辛料』では、ホロ以外の『一人ならざるもの』の登場はレアだったから、なんだか謎のインフレを感じる。


エーブは前回に引き続きだけど、キーマンの登場とかシリーズを追ってる身からすると過去キャラの登場はワクワクする。



さらに今回は、実際に登場してはいないが、猫の『人ならざるもの』の存在があきらかに…!猫と錬金術師の組み合わせってどう考えても、著者の他シリーズ『マグダラで眠れ』のフェネシスなんだよなぁ……。


実は『狼と香辛料XXⅡ springlogⅤ』でもフェネシスの存在がほのめかされていとけど、実際にコルたちが会うところまでいきそうでワクワクする。


時間軸でいうと『マグダラで眠れ』が過去の時間軸なんだろうな。それはspringlog5を読むとそう推測できるし、今回に至ってもフェネシスが錬金術師と名乗っているからクースラたちと会った後だと考えられる。


でも彼女一人ってことはクースラたちはすでに死んでしまったのかな。(人ならざるものは寿命が長いから)


っていっても私自身『マグダラで眠れ』は全巻読めてないので、ただの妄想の域をでない。ちゃんと考察するならそちらも追わねば……。こういう他シリーズのキャラがでてくるのは、人によって好き嫌いがあるだろうけど、私は好き。今後の展開に超期待。


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