FGかふぇ

読書やらカフェ巡りが趣味。読んだ本、行ったカフェの紹介がメインのブログです。ごゆるりとどうぞ。

泥棒と警察官 二人の恋の行方は──『ルパンの娘』のあらすじ・紹介【横関大】

f:id:furikake-gohan:20190513232549j:plain

「今すぐ別れなさい」
わたしは泥棒の娘。
結婚を考えていた彼は、警察一家の長男だった。


2019年7月からドラマ化が決定した横関大の原作小説『ルパンの娘』のあらすじ・見どころを紹介していく。


500ページ弱と文量はそこそこあるが、文体は読みやすく軽快で、ストーリーや設定も面白いので、さくさくと読み進められる一冊となっている。ちょっと強引では?と思うところもあるが、それを含めてもまぁ面白い。普段読書をしない方でも読みやすいのではないだろうか。


感想はコチラ


目次

【書籍情報】

タイトル:ルパンの娘
著者:横関 大
出版社:講談社文庫
ジャンル・要素:ミステリー・恋愛
ページ数:473ページ
刊行年:2017年8月(文庫本)
映像化:2019年7月にドラマ放送(予定)
読後感:スッキリ・ハッピーエンド

あらすじ

泥棒一家の娘・三雲華は警察一家の長男・桜庭和馬と素性を隠して交際していた。ある日、華の祖父・巌が顔を潰された遺体で見つかり、華は独自に犯人を捜す。和馬は華に結婚指輪を贈るが、殺人事件を捜査する中で華が伝説のスリ師・巌の孫だと知り悩む。事件の真相と二人の恋の行方は?著者会心の長編ミステリ!

(引用:ルパンの娘 裏表紙/横関大)



見どころ

──泥棒と警察官、恋の行方は……!?

あらすじにある通り、泥棒一家の娘と警察一家の息子、二人の恋模様が大きな見どころの一つだろう。


主人公・三雲 華だけは図書館に勤めていて普通なのだが(しかしスリの腕前は一級品)、華の家族は泥棒で生計を立てている泥棒一家なのである。


父は美術品専門の泥棒、母は宝飾品専門、祖母は鍵師、祖父は伝説のスリ師、兄はハッカー。普通の生きたい!と思っている華には悩みの種にもなっている。


そんな泥棒一家・三雲家に対して華が恋してしまう桜庭和馬は、警察一家の長男。和馬は警視庁捜査一課の刑事、母は鑑識課、妹は交通課、祖母は警察犬の訓練士、そして飼っている犬まで元警察犬。


和馬との交際を悩む華だが、そんな折に祖父で伝説のスリ師・三雲巌と思われる顔の潰された他殺体が発見される。


捜査を担当することになった和馬は、捜査の過程で、華が伝説のスリ師の孫娘であること、更には華の一家の秘密に辿り着いてしまう。華と和馬の未来を阻む絶対的な壁。2人の恋の結末は……?

──巌を殺した犯人とその動機は?そして……

二人の恋の最中に起きてしまう不穏な事件。誰が、どうして巌を殺したのか?そして何故、無惨にも顔が潰されていたのか。


事件の真相に迫るなかで巌の過去や三雲家と桜庭家の間に意外な接点が浮かび上がってくる。泥棒一家と警察一家の間に隠された謎とは……?


最後に

『ルパンの娘』を読んでいて頭に浮かんだ作品が、東野圭吾の『流星の絆』だった。禁じられた恋と殺人事件の組み合わせが同じってだけなんだけどね。


『ルパンの娘』は、泥棒一家の娘と警察官一家の息子の設定

『流星の絆』は、両親を殺害された娘と両親の仇の息子の設定


設定自体は異なるものの、両作品にいえるのは、恋愛要素がミステリーのスパイスに、ミステリー要素が恋愛のスパイスになっている点だ。両方の要素がうまく融合していて、二つの行方を追ううちに気づけば作品にのめり込んでいる。


『流星の絆』が恋愛:ミステリー=2:8
とするなら
『ルパンの娘』は恋愛:ミステリー=4:6
といった所だろうか。


また『流星の絆』の方が重めの作品になっているが、『ルパンの娘』は軽快で明るめの作品となっている。


また、どちらの作品も読み進めやすいはず。恋愛×ミステリーがお好きな方は是非、どちらもおすすめの作品だ。




関連記事