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読書やらカフェ巡りが趣味。読んだ本、行ったカフェの紹介がメインのブログです。ごゆるりとどうぞ。

植物が地球を支配した世界『地球の長い午後』のあらすじ・感想を好き勝手に語る【ブライアン・W・オールディス】


目次

1.あらすじ

大地を覆いつくす巨木の世界は、永遠に太陽を片面に向けてめぐる植物の王国と化した地球の姿をだった! わがもの顔に跳梁する食肉植物ハネンボウ、トビエイ、ヒカゲワナ。人類はかつての威厳を失い、支配者たる植物のかげでほそぼそと生きのびる存在になりはてていた。人類にとって救済は虚空に張り渡された蜘蛛の巣を、植物蜘蛛に運ばれて月へ昇ること。だが滅びの運命に反逆した異端児が......ヒューゴー賞受賞の傑作

(引用:地球の長い午後 裏表紙/ブライアン・w・オールディス)

2.植物が世界を支配する地球の未来の姿

現代から数億年未来の話。地球の自転が停止し、世界は永遠の昼と夜となる。片面は太陽が照り続ける植物の世界。もう片面は明けることのない夜の世界。つまり明けることのない長い昼...それがタイトルの『地球の長い午後』という訳だ。


永遠の昼となり熱帯と化した世界では、巨大に進化した樹木が大陸を覆い尽くし、活動する食肉植物たちが世界を支配していた。生存している動物は巨大化した数種類の昆虫と人間のみ。


その人間すら現代の文明は完全に廃れ、昼夜を問わず食肉植物に命を狙われるちっぽけな存在となってしまっている。


3.天下をとった植物たち

物語中に登場する植物たちがとにかく多彩で個性的。「植物が支配とはどういうこと?」と思う方もいるかもしれない。現代の食虫植物というとハエトリグサやウツボカヅラなら知っている方は多いだろう。


私は『地球の長い午後』を読む前はそのような植物があちらこちらに生息しているのだろうも思っていたのが...”ヤツラ”はそんな受動的な植物ではなかった


あるものは海を歩いて渡り、あるものは空を飛び、あるものは火を操り、あるものは動物を洗脳し、あるものは月へと渡る。そんな植物が数十種類と登場する。そんな世界を生きる人間はまさしく無力。


物語によく登場する重要な植物を3種類だけ紹介しておく。


ベンガルボダイジュ
枝じたいが根になる複雑な組織を利用した圧倒的な繁殖力で、地上のほとんどにその枝と幹を伸ばしている。結果として地球上最大の生物となり、大陸を覆いつくすほどとなった。


綱渡:ツナワタリ
森の王者が先程の”ベンガルボダイジュ”なら、空...物語上でいう〈頂き〉の王者が”ツナワタリ”である。全長が2kmちかいのだからまさに規格外。蜘蛛のような形態のツナワタリは自らがめぐらした網(ケーブル)に沿って地球と月を行き来している。


アミガザダケ
生物に寄生することで、その生物に知能を与え、最終的には寄生した生物をいのままに操ることが出来るキノコ。スケールこそないものの、本能で生きる植物ではなく、思考力を持ち合わせた植物で物語にも大きな影響を与える。



4.仲間から追放された少年

太陽から永遠に降り注ぐ紫外線の攻撃により多くの生物が絶滅に追い込まれる。もちろんそれは人間も例外ではない。なんとか絶滅は免れているものの、人間も体格は現在の五分の一にまで縮み、知能そのものも著しく退化している。


物語の主人公は、グループの仲間と対立し追放されてしまった少年・グレン。ここ弱肉強食の世界での孤独は、まさに死に直結するもの。心も身体も弱りきったときに、先程説明したアミガサダケに出会い、心を許してしまう。


人に寄生する代わりに、人に知性を与えるアミガサダケ。主人公は、それまで持ち合わせていなかった、思考力を手に入れるものの、徐々にグレンの自由は奪われていく。


5.最後に

『植物に支配された世界』
これだけでも読み応えがあるのに、物語は『夜の世界』、そして『月』まで広がっていくのは素直に驚いた。


宮崎駿の『風の谷のナウシカ』にも影響を与えたと言われるが...なるほど、言われて見れば圧倒的スケールの腐海と呼ばれる森も存在感を放つ蟲たちも似ているような気がする。


植物が昆虫が、圧倒的な存在感を持っていて、人間がいかに無力であるかを痛感させられるという点では同じといっていいだろう。


独特の生物や設定など、すんなり入って来ない部分も多いが、とにかくこの圧倒的な世界観がすごい。まさに想像力の限界に挑んでいると言っても過言ではないだろう。

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『マスカレード・イブ』は前作『マスカレード・ホテル』に繋がる完璧な前日譚だった【東野圭吾】

”マスカレード”シリーズの第2作目『マスカレード・イブ』は一話完結の物語が四話分収録されている短編集である。


物語の時系列でいうと『マスカレード・ホテル』より過去の物語が『マスカレード・イブ』だが、先に読むのは『マスカレード・ホテル』のほうがいいだろう


というのも『マスカレード・イブ』はあくまで『マスカレード・ホテル』の前日譚なので、ホテル→イブの順番で読んだほうがより物語を深く楽しめるはずだ。


『マスカレード・ホテル』を読んで面白かった!!という方は間違いなく満足できる一冊。


『マスカレード・ホテル』を未読の方はコチラをどうぞ。
『マスカレード・ホテル』紹介


『マスカレード・ホテル』は読んで面白かったけど、「過去の話なんかより、さっさと続きが読みたいんだよ!!」って方もご安心を。すでに物語の時系列でいうと『マスカレード・ホテル』より数年後の出来事を描いている。『マスカレード・ナイト』が刊行されている。

『マスカレード・ナイト』紹介


目次

ということで、短編集4つのあらすじ・紹介をしていく。

1.それぞれの仮面

あらすじ

新米フロントクラーク・山岸尚美の前にかつての恋人が客としてやって来た。夜になるとその元恋人から電話があり「一緒にいた女性が突然部屋から消えてしまった。その女性は自殺をする可能性がある。なんとか事を大きくしないように彼女を探してほしい」と山岸に告げた。というのもその女性は元恋人の愛人だったのだ。元恋人の本性に呆れつつも協力した山岸は、元恋人とその愛人の仮面に隠れた素顔を垣間見ることになる。

新米フロントクラーク

”それぞれの仮面”では前作『マスカレード・ホテル』で活躍した山岸尚美がメインの物語。ここで登場する山岸は、フロント業務をはじめて一ヶ月の新米フロントクラークである。


『マスカレード・ホテル』では卒無く仕事をこなしていた山岸だったが、ここでは珍しく初々しい姿を見ることができる。そんな山岸だが、細かな観察力はこの頃から健在で、普通では見逃してしまうような小さなヒントから元恋人の依頼をこなしていく。


また、元恋人がでてくることもあり、これまで触れてこられなかった山岸の過去も少し垣間見ることができる。




2.ルーキー登場

あらすじ

捜査一課に配属されたばかりの新米刑事・新田浩介は、ホワイトデーの夜に発生した殺人事件の捜査に参加することになる。被害者の田所は夜中のジョギング中に殺害されており、目撃者は誰もいなかった。捜査が行き詰る中、新田の閃きから現場の偽装を見抜き、容疑者を見つけることに成功するが、新田は新たな違和感を感じはじめていた...。

期待のルーキー新田の活躍と苦い思い

”ルーキー登場”は、新米刑事・新田浩介がメインの物語だ。『マスカレード・ホテル』で活躍した新田もここでは新米の刑事。


被害者の行動を個人で勝手に再現していたところを見廻りの刑事に不審者として連行されてしまうなど、空回りする場面もあったりする。


しかし、『マスカレード・ホテル』のときに見せたような常識に囚われない閃きの良さはピカイチで、その柔軟な発想で事件の全貌を暴いていく。

3.仮面と覆面

あらすじ

コルテシア東京に怪しい5人組がチェックインする。彼らは、美人女流作家・タチバナサクラの熱狂的ファンで、彼女がこのホテルにいることを突き止め、なんとか彼女に会おうと企んでいたのだ。彼女の担当編集者・望月に事態を知らせ、トラブルが起きないよう注意する山岸。しかしタチバナサクラとして宿泊したのは美人とは程遠い中年男だった。

   

4.マスカレード・イブ

あらすじ

ホテル・コルテシア大阪で働く山岸尚美は、ある客たちの仮面に気づく。一方、東京で発生した殺人事件の捜査にあたる新田浩介は、一人の男に目をつけた。事件の夜、男は大阪にいたと主張するが、なぜかホテル名をいわない。殺人の疑いをかけられてでも守りたい秘密とは何なのか。お客さまの仮面を守り抜くのが彼女の仕事なら、犯人の仮面を暴くのが彼の職務。二人が出会う前の、それぞれの物語。

(引用:マスカレード・イブ 裏表紙/東野圭吾)

最高の前日譚

最初から終わりの話をするのはなんだが、タイトルにもなっているこの短編『マスカレード・イブ』の終わりが...いい...!!


まさに『マスカレード・ホテル』に繋がる完璧な前日譚。これだけでもいいのだがエピローグでは更にダメ押しが用意されているので、『マスカレード・イブ』を読み終わったあとは再び『マスカレード・ホテル』が読みたくなること間違いない。





『マスカレード・イブ』の感想はコチラ




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『マスカレード・イブ』の感想を好き勝手に語る【東野圭吾】



お客さまの仮面を守り抜くのが彼女の仕事なら、犯人の仮面を暴くのが彼の職務

『マスカレード・ホテル』に続くシリーズ第2作目、『マスカレード・イブ』の感想を語っていく。


ネタバレにも軽く触れているので未読の方はコチラをどうぞ。


目次

感想:前作『マスカレード・ホテル』に繋がる完璧な前日譚

1.黒い山岸

読み進めていてまず違和感を感じたのは、山岸の性格だ。前作『マスカレード・ホテル』ではなかったような、黒さを感じる言動や感情が多かったように思える。


例をあげると

「御心配なく。私どもは、どんなにお金を積まれても、お客様の仮面に隠された本当の顔をほかの方に教えることは絶対にございません。その素顔が美しいならともかく、醜くければ尚のことです」

(引用:マスカレード・イブ P61/東野圭吾)

このセリフをお客さんに面と向かって言い放っているのだから恐ろしい。

男にたちはまたしてもぼそぼそと話し合いを始めた。どの部屋に泊まるかによってデポジットも変わるということで、もめ始めたようだ。
めんどくせーな、と尚美は腹の中で呟いた。

(引用:マスカレード・イブ P127-128/東野圭吾)

鈍感だな、と尚美は舌打ちをしたい思いだった。こんなんで警察官が務まるのだろうか。

(引用:マスカレード・イブ P255/東野圭吾)


まぁP127-128のオタクのところは非常に気持ちがわかるが。


P61の女性客への一言はお客様への態度としてはどうかと思うところもあるが、元彼との再開などもあり、冷静ではなかったのかな。


あとは、山岸がホテルウーマンとしての”仮面”を完全には被れていなかったのかと考えると、なんだか納得できる。


実際に物語序盤では、フロント業務で初歩的なミスをするという『マスカレード・ホテル』では決してなかった初々しさを見せているが印象的。



2.伏線

読んでいて目をひかれるは、やはり前作『マスカレード・ホテル』の伏線の回収だろう。前作の影が見えるのは、シリーズ物を読む醍醐味だ。


エピローグで語られる話が『マスカレード・ホテル』に繋がる決定的な場面だ。その他にも『マスカレード・ホテル』では新田が「シティホテルなんて、一度しか泊まったことがない。」と言っていた。


そのシティホテルに泊まっている場面も『マスカレード・イブ』ではサラッと書かれていたのが好印象。



3.最後に

マスカレードシリーズの他2作品と違って短編集であるがゆえに本格ミステリとして見れば物足りない感はある。


しかし『マスカレード・ホテル』の前日譚として見れば大満足の一冊だった。『マスカレード・ホテル』では、新田・山岸ともに一人前の刑事とフロントクラークとして描かれていたが、今作『マスカレード・イブ』では二人が成長していく姿をみることができ
「こうやって二人は成長していったんだな」と、よりこのコンビが好きになった。




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『マスカレードシリーズ』の作品一覧とあらすじ・内容を全4作品まとめて紹介する【東野圭吾】


人は様々な仮面をかぶっている。”マスカレード”シリーズは、お客様の仮面を守るホテルウーマンと犯人の仮面を暴く刑事がおくる物語。

今回は、そんなマスカレードシリーズの一覧、読む順番、あらすじ等を紹介していく。


目次

”マスカレード”シリーズとは?

”マスカレード”シリーズは、一流シティホテル「コルテシア」を舞台に繰り広げられる物語で、”ガリレオ”シリーズ、”新参者”シリーズに続く、今話題の東野圭吾の新シリーズである。


2022年現在では『マスカレード・ホテル』、『マスカレード・イブ』、『マスカレード・ナイト』『マスカレード・ゲーム』の4作品が刊行されている。


読む順番としては、刊行された順番通り『ホテル』→『イブ』→『ナイト』→『ゲーム』の順で読むことをオススメする。


物語中の時系列としては、『ホテル』より一年ほど前の出来事が『イブ』
『ホテル』より数年後の出来事が『ナイト』。そしてさらに数年後の物語が『ゲーム』である。

特徴・見所

二人の主人公、刑事の新田浩介とフロントクラークの山岸尚美。このコンビの活躍が一番の見所だろう。


4作品ともに、刑事としての活躍と、ホテルウーマンとしての活躍を堪能することができる。次々と現れる個性的な客たちの無理難題に山岸はどう答えるのか、また新田は犯人の仮面を暴くことができるのか!?


またジャンルはミステリーに分類されるが、ちょこっと恋愛要素も含まれている。割合で言えばミステリー9割の恋愛1割くらいだろうか。


事件の行く末とは別に、二人の関係にも目が離せない。


1.『マスカレード・ホテル』

──あらすじ

都内で起きた不可解な連続殺人事件。容疑者もターゲットも不明。残された暗号から判明したのは、次の犯行場所が一流ホテル・コルテシア東京ということのみ。若き刑事・新田浩介は、ホテルマンに化けて潜入捜査に就くことを命じられる。彼を教育するのは、女性フロントクラークの山岸尚美。次から次へと怪しげな客たちが訪れる中、二人は真相に辿り着けるのか!? いま幕が開く傑作新シリーズ。

(印象:マスカレード・ホテル 裏表紙)


──名コンビ誕生

新田&山岸のコンビが誕生したのがシリーズ第一作『マスカレード・ホテル』だ。


犯人不明
動機不明
いつ事件が起こるか分からないし
誰が狙われるかもわからない


判明しているのは次の犯行現場が一流ホテル「コルテシア東京」だということのみ。


優秀だがプライドの高い刑事の新田
ホテルウーマンとして優秀な能力を持つ山岸


犯人の仮面を暴こうとする新田と、お客様の仮面を守ろうとする山岸。職業柄、価値観のまったく違う二人は最悪の印象で物語は始まる。


しかし、警察という仕事、フロントクラークという仕事を通して、お互いがお互いをプロとして認め、信頼関係を気付いていく様子がとても印象的な作品。


ミステリーのジャンルの作品だが、ホテルという舞台、そしてそこで働く人たちの喜びや苦労が楽しめるのもこの作品の大きな魅力の一つだろう。


作品紹介ページ



2.『マスカレード・イブ』

──あらすじ

ホテル・コルテシア大阪で働く山岸尚美は、ある客たちの仮面に気づく。一方、東京で発生した殺人事件の捜査にあたる新田浩介は、一人の男に目をつけた。事件の夜、男は大阪にいたと主張するが、なぜかホテル名をいわない。殺人の疑いをかけられてでも守りたい秘密とは何なのか。お客さまの仮面を守り抜くのが彼女の仕事なら、犯人の仮面を暴くのが彼の職務。二人が出会う前の、それぞれの物語。

(引用:マスカレード・イブ 裏表紙/東野圭吾)



『マスカレード・イブ』は物語の時系列でいうと『マスカレード・ホテル』より一年ほど前の物語である。『マスカレード・ホテル』で二人が初対面であるため分かる通り、『マスカレード・イブ』で二人の直接的な関わりはない。


また『マスカレード・イブ』は4つの短編集が収められている。他2作品に比べてボリュームが少なめとなっているのでサクサク読み進められるだろう。

──短編集の物語

  1. それぞれの仮面
  2. ルーキー登場人物
  3. 仮面と覆面
  4. マスカレード・イブ

4つの物語はどれも、誰もが持ってる”仮面”についての話となっている。「仮面に隠れた醜い素顔」「素顔と見せかけた仮面」「娘を守るための仮面」


『マスカレード・イブ』を読めば『マスカレード・ホテル』で語られいた伏線を回収することができるので、『マスカレード・ホテル』が好きな方は是非読んで頂きたい一冊だ。


作品紹介ページ


3.『マスカレード・ナイト』

──あらすじ

若い女性が殺害された不可解な事件。捜査を進める警察の元に一通の密告状が届く。密告状によると、犯人はホテル・コルテシア東京のカウントダウンパーティに姿を現すという。
数年前の事件でホテルに潜入捜査をした経験がある刑事・新田浩介は再び、フロントクラークとして潜入することになった。犯人の決定的な目星がつかないなか、ついに数百人がひしめき合うカウントダウンパーティ『マスカレード・ナイト』が開催される。

──名コンビに待ち受けるのは更なる難題、そして別れ!?


コンシェルジュとなった山岸の元には、前作と同様...いや、それ以上にお客様から様々な無理難題が依頼される。


特に印象的だったのは「プロポーズで相手が傷つかないように断りたい」という依頼。不可能にも思える依頼に真摯に向き合う山岸の手腕に期待大だ。

──『マスカレード・ナイト』

「ホテル・コルテシア東京年越しカウントダウン・マスカレード・パーティ・ナイト」、通称『マスカレード・ナイト』


謎の密告者から、そのパーティーにとある殺人事件の犯人が現れるという情報が入る。華やな舞台で繰り広げる警察と犯人の攻防。まさに”マスカレード”の名に相応しい一冊となっている。


今作も様々な人間が仮面をかぶっている。あなたは真実を見抜けるか!?


作品紹介ページ


4.『マスカレード・ゲーム』

──あらすじ

解決の糸口すらつかめない3つの殺人事件。
共通点はその殺害方法と、被害者はみな過去に人を死なせた者であることだった。
捜査を進めると、その被害者たちを憎む過去の事件における遺族らが、ホテル・コルテシア東京に宿泊することが判明。
警部となった新田浩介は、複雑な思いを抱えながら再び潜入捜査を開始する──。
累計490万部突破シリーズ、総決算!

(引用:マスカレード・ゲーム | 東野 圭吾 |本 | 通販 | Amazon)


──シリーズ最新作!新田にまさかの展開が…?!

映画も公開された『マスカレード・ナイト』が2017年の初刊だったので、実に5年ぶりの最新シリーズとなる。


前作『マスカレード・ナイト』のような派手さはないが、毎度お馴染み潜入捜査も利用し淡々と真実に迫っていく様子があいも変わらず面白い。そして今回は新たな登場人物が新田の苦悩を増やすことになるが……!?


エンタメだけじゃなくて、罪についての話がありこれまでのシリーズにはなかった深みがある。世の中悪い人間ばかりじゃないと思えるいい話。
もちろんシリーズものとしての進展もあるのでファン必見の一冊である。


最後に

『マスカレード・ゲーム』でこのシリーズは大きな区切りを迎えたように思える。これでシリーズ最後と言われても納得はできるが、一ファンとしては新田らの活躍が新作でまた見られるのをじっくりと待ちたいと思う。


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S&Mシリーズ最終章!『有限と微小のパン』の感想を好き勝手に語る【森博嗣】



「その言葉こそ、人類の墓標に刻まれるべき一言です。神様、よくわかりませんでした……ってね」

(引用:有限と微小のパン P827/森博嗣)



「そうだ、私はこんなミステリーを求めていたんだ」


これまで積み上げたモノすべてが一瞬でひっくり返され、想像もしていなかった結末を与えてくれる。


特にラスト100ページでは、読む手が止まらなくなる。


ということで、S&Mシリーズ最終第10作、『有限と微小のパン』の感想を語っていく。ネタバレありなので未読の方はご注意を。

S&Mシリーズの紹介はコチラ


目次

あらすじ

日本最大のソフトメーカが経営するテーマパークを訪れた西之園萌絵と友人・牧野洋子、反町愛。パークでは過去に「シードラゴンの事件」と呼ばれる死体消失事件があったという。萌絵たちを待ち受ける新たな事件、そして謎。核心に存在する、偉大な知性の正体は……。S&Mシリーズの金字塔となる傑作長編。

(引用:有限と微小のパン 裏表紙/森博嗣)

感想

1.ちょっと個人的な話

ご存知の通り『有限と微小のパン』はS&Mシリーズであり、以下の全10作品である。

1.『すべてがFになる』 The Perfect Insider
2.『冷たい密室と博士たち』 Doctors in Isolated Room
3.『笑わない数学者』  Mathematical Goodbye
4.『詩的私的ジャック』 Jack the Poetical Private
5.『封印再度』 Who Inside
6.『幻惑の死と使途』 Illusion Acts Like Magic
7.『夏のレプリカ』 Replaceable Summer
8.『今はもうない』 Switch Back
9.『数奇にして模型』 Numerical Models
10.『有限と微小のパン』 The Perfect Outsider


今回感想を書いている『有限と微小のパン』はS&Mシリーズ最終作品となるわけだが、私はシリーズすべてを読んだわけではない。


読んだのは『すべてがFになる』『冷たい密室と博士たち』『笑わない数学者』『詩的私的ジャック』『封印再度』の5作品だ。


森博嗣は『すべてがFになる』で初めて知り、その内容に度肝を抜かれた。そしてそれがシリーズ作品であると知り、期待に胸を膨らませつつS&Mシリーズ2作目、3作目と読んでいったわけだが...。


「なにか違う」


『冷たい密室と博士たち』も『笑わない数学者』も決してつまらない訳ではない。つまらない訳では無いのだが、なにか物足りない。


『すべてがFになる』の衝撃か大きすぎたために、S&Mシリーズのハードルが上がりすぎていたんだと思う。


そのために5作品まで読んで、続きは読んでいなかった。


だがしかし、やはり『すべてがFになる』の衝撃を忘れることができず、また『有限と微小のパン』が傑作だ!という話を聞き、シリーズをとばして10作目に手を出した訳だが...大正解だった。

2.真賀田四季

彼女の存在はやはり大きい。シリーズ2作品目以降に感じていた「物足りなさ」の原因は、『真賀田四季』の不在によるものだったと思う。


そう思えるくらい『すべてがFになる』と同様に今回も彼女は逸脱していた。


四季の話を聞いているだけで、圧倒される。それは犀川自身も語っている。

真賀田四季に直接あったことは、一度しかない。三年半まえの夏だった。
話をしたことは幾度とある。
だが、すべての機会を含めても、時間は僅か。
どれほどの言葉を交わしたというのか。
しかし、彼女の才能を垣間見るのには、充分だった。一分話すだけで、その力に圧倒される。誰だって、そうだろう。
完璧だ。
完璧な人間なのだ。
地球上のすべての人間の生命が、彼女一人と釣り合う。

(引用:有限と微小のパン P593/森博嗣)


四季の言葉の一つひとつが、重く響く。常人には理解できない思考回路。


メタ的に言えば、その圧倒的な存在感を放つ人物像を創っている森博嗣が異次元なのだが。



最後に明らかになる瀬戸千衣=真賀田四季は予想外すぎた...が、P64で儀同との会話で四季が「きゃあ」とか言ってるのは、まぁ想像ができない。ギャップがありすぎて。


演技の分野でも天才だったのか。それとももう一つの人格だったのか。


3.ストーリー全体について

「やられた...!」としか思えなかった。何一つとして予想できなかった。


どのように殺害したのか?どのように逃走したのか?などトリックを必死に考える訳だが...事件自体がトリックだったとは!!


まさに裏をとられた感じ。


事件もフェイクなら、記者も、テレビも警察すらもフェイクって...しかも警察は『すべてがFになる』で会っている顔見知り、気づけないってこれは。


犀川が語るラストの100ページほどが驚きの連続だった。まったく進まない事件の真相が一気に明らかになる様は見事。


すべてがフェイクだった、という真相には賛否両論ありそうだが、私は存分に楽しめた。このくらいぶっ飛んでいて、予想できない結末のほうが好き。

4ラスト

四季の居場所をつきとめた犀川の思考が、論理がすばらしい。これはしびれる。

長崎は那古野からどれくらいの距離だろう、と彼は考えた。六百キロくらいか......。だとすれば地球の円周の一.五パーセントになる。日本の経度では、その距離は、回転周囲のおおよそ二パーセントくらいか。一日の二パーセントは、0.四八時間で、つまり三十分くらいいになる。だから、那古野よりも、ここ長崎は、日の入りがそれだけ遅いわけだ。

(引用:有限と微小のパンP444/森博嗣)

犀川の思考でこの部分は何故か印象に残っていたが、これが伏線になっていたとは思いもしなかった。思わず震えた。


あと気になるのは、最後に四季といた男は誰だったのかな?


最後に

S&Mシリーズは主人公である犀川創平と西之園萌絵のファーストネームのイニシャル、「S」と「M」に由来するものだが、犀川の「S」と真賀田の「М」をとってS&Mシリーズでいいんじゃないですかね(すっとぼけ)


そう思えるほど二人のやりとりが印象に残った作品だった。


──追記(2022.1.26)

この感想を書いてからはや3年。S&Mシリーズはすべて読み終え、Vシリーズも読み終え、そして四季シリーズも読み終え、現在はGシリーズとWシリーズを並行して読み進めている状況である。


S&Mシリーズをすべて読み終わって、シリーズ通しての感想としては、3年前と同じで『すべてがFになる』そして『有限と微小のパン』のインパクトがものすごい。この2作品が個人的にはS&Mの中で頭一つ抜けていると思う。


理由も上記の感想と同じ。やはり真賀田四季の存在感たるやいなや……。


このページをあなたが読んでいるということは、つい最近『有限と微小のパン』を読み終わったのではないだろうか?そんな方に私ができるアドバイスは、続きのVシリーズ、そして四季シリーズ……と読み進めてほしい、ということだけだ。


S&Mの完結はまだ序章にすぎない。まだまだこの先も森博嗣ワールドはとどまるところを知らない。




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『分身』の感想を好き勝手に語る。二人が生きる未来は……。【東野圭吾】

私が母と呼んだ女性は、単なる分身製造装置に過ぎなかった。

(引用:分身 P356/東野圭吾)



東野圭吾の『分身』の感想を語っていく。ネタバレありなので、未読の方はご注意を。


目次

あらすじ

函館市生まれの氏家鞠子は18歳。札幌の大学に通っている。最近、自分に瓜二つの女性がテレビに出演していたと聞いた──。小林双葉は東京の女子大生で20歳。アマチュアバンドの歌手だが、なぜか母親からテレビ出演を禁止される。鞠子と双葉、この二人が結ぶものは何か?現代医学の危険な領域を描くサスペンス長編。

(引用:分身 裏表紙/東野圭吾)

感想

1.ストーリー全体について

一言でいえば...面白かった


文庫本で全457ページとそこそこの分量があるが、スピーディーな展開とじわじわと明らかになっていく真実に読む手が止まらなくなった。


鞠子の父親の研究内容やタイトルの『分身』などから、鞠子と双葉が″クローン人間″なんだろうな、という予想は容易くできる。


予想こそできるが、何故、双葉の母が殺害されたのか?何故、鞠子の母が自殺をはかったのか?などの物語に散りばめられた事件の真相、またその着地点が見事。


最後にはすべての謎がしっかり1本の線で繋がる。そして″クローン″について、もし人間のクローンがいたらどうなるんだろう?と考えさせられる作品だった。

2.クローンについて

1993年に文庫本が発売されたということで、現時点より25年も前の作品になる。25年前に「クローン」の存在がどれほど認知され、世間に知られていたかは定かではない。


日本では2000年にクローン人間の作成を
禁止する「クローン技術規制法」が成立している。


そのような規制法ができるもっと以前よりクローンに目をつけて、このような小説を書き上げている点に関して、やはり東野圭吾の先見の明は流石といえるだろう。


クローン人間が何故、倫理的に問題があるのか?またクローン人間のメリットについても『分身』の中では触れられていた。


『分身』で触れたメリットで「なるほど!」と思ったのは骨髄移植について。自身のクローンだから拒絶反応が少ない優秀なドナーになる...と。今まで考えもしなかったので目から鱗だった。


倫理的な問題を言うと、そのドナーの人権はどうなるのか?という点。ドナーになるために生まれさせられた?じゃあその後の人生は?


難しい。


3.刺さった言葉

終盤、二人のクローンの元である晶子が登場してからは、とくにクローンについての深い部分に触れていて心に残る台詞が多かった。

私が母と呼んだ女性は、単なる分身製造装置に過ぎなかった。少なくとも、父は彼女をそのように扱った。たぶんそれと同様に父は私を、かつて愛した女性の複製としてしか見ていなかったのだろう。父にとって私は、それ以上のものでも以下のものでもなかったに違いない。

(引用:分身 P356/東野圭吾)

「私が母と呼んだ女性は、単なる分身製造装置にすぎなかった。」


この文章の威力が凄まじい。鞠子の母親は何も知らなかった訳だし、自殺してしまったのも頷ける。彼女がこの物語の中で一番辛い立場の人間だったと思う。

でもやはり私は、自分が生まれてきた理由にこだわらずにはいられない。「分身」として生み出され、「分身」だからこそ父に愛され、「分身」だからこそ母を失った私が、「分身」以外の何者かになることなんて、幻想に過ぎないように思えるのだ。

(引用:分身 P357/東野圭吾)


あの時私のおなかの中にいたのは、私の子供ではなく、私のクローンだったんですね。私は、私の分身を宿られせていたということですね。

(引用:分身 P395/東野圭吾)


結果として晶子は流産したわけだが、それでよかったのだろうな...。なにも知らずに、「私」が「私」を育てるなんて...。


クローンに関わった人間がみんな不幸になっていくのが、読んでいて辛いところ。晶子は勝手に分身を作られ、双葉の母は殺害され、双葉自身は母の死に悲しみ、鞠子の母は鞠子を受け入れられず、鞠子自身は母の死に苦悩する。



4.ラスト

読みはじめてからすぐに、クローンの二人が、いつ、どこで対面して、どんな反応をして、どんな話をするのだろう?と考えながら読んでいたが、まさか最後まで引っ張らせるとは...!!



鞠子と双葉の二人があの後、何を話し、何を思い、そしてどのように生きていくのか...想像が掻き立てられるラストだった。



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『自家焙煎cafe KOMIBOU』に行ってきた【埼玉県上尾市】

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自家焙煎のこだわりコーヒーが飲めるお店、埼玉県上尾市にあるカフェ『KOMIBOU』へ行ってたので紹介する。


JR高崎線の線路沿いに店を構える『KOMIBOU』は、上尾駅と北上尾駅のほぼ中間に位置しており、どちらの駅からも徒歩7分ほどで訪れてることができる。


もちろん駐車場もあるので車での来店もOK!!

【看板】
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【外観】
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落ち着いた佇まい。




【店内①】
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【店内②】
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店内はジャズが流れ、ゆったりとした時間が流れる。机と椅子は木で統一されていて、温かな雰囲気。


店内にちょこちょことある小物類が、なんだか子ども心を刺激させてくれる。


カウンター席から4人がけの席まで用意されているので1人でふらっと訪れるもよし、友人とゆったり過ごすのもよし!



【店内③】
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「enjoy coffee !!」


私は今回食べなかったのだがランチメニューも充実している。

パスタ類(880円)、サンドウィッチ(820円)、キーマカレー(900円)、etc...


お店のHPにセットの内容や写真が載っているので詳しくはコチラでどうぞ。



【クリームチーズタルト&こうみぼうブレンド】
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タルトもコーヒーもビックリするくらい美味しかった。クリームチーズタルトは、なめらかな口当たりで口の中でとろける。


そしてそのクリームチーズタルトに相性の良かったのが、こうみぼうブレンド。特にこのブレンドが美味しかった...!


程よい苦味、香りがあるのはもちろんだが、さらにほのかな甘味がありブラックでも飲みやすい。今まで飲んだコーヒーの中でも1位、2位を争うくらい私好みの味だった。


あと、嬉しいのがおかわりのコーヒーが半額で頂けるので、ついつい長居してしまいそう。


ブレンドの他にも様々な種類のコーヒーが揃えてあるので、おかわりでは是非飲み比べてみては!?



お店の情報

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