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『図書館の魔女』の登場人物を全員まとめて紹介する【高田大介】


『図書館の魔女〈1〜4〉』に登場人物する、名前が明らかになっている全登場人物についてまとめた。


これから刊行が期待される『霆ける塔』の復習にでもどうぞ。またこんな人物いたっけ?とシリーズを思い出しながら楽しんでもらえれば幸いである。


『図書館の魔女』の感想・考察・まとめなどはコチラから
【『図書館の魔女』の記事まとめ】

注意事項

  • この記事にはネタバレを含んでいる。
  • 『図書館の魔女 烏の伝言』の情報は含んでいない。
  • 一部のキャラには考察を添えている。
  • 主に登場した順番に紹介している。


『烏の伝言』の登場人物紹介はコチラから

それでは早速どうぞ。

──キリヒト

・マツリカの手話通訳兼護衛。
・人より鋭い耳と目を持つ、また状況把握の素早さ、勘のよさを兼ね備えている。
・1巻でロワン曰く12〜13歳の少年という描写がある。
・"キリヒト"の名前は先代から受け継いだもの。一子相伝で名が譲られる。
・キリヒト=切人?、アカリ=灯?
・"キリヒト"になれるものが出る家系がある。


──先代

・キリヒトの師であり、先代の”キリヒト”。本名は不明。
・キリヒトの父とされているが、キリヒトとは歳が離れすぎていることからマツリカたちは疑いの目を持っている。謎多き人物の一人。

──黒石〈くろいし〉

・キリヒトが住む鍛冶の里で、鍛冶場の二番槌を務める青年。
・キリヒトに餞別で包丁を渡した人物。
・1巻P17から登場。

──犬尾〈いぬお〉

・鍛冶の里の鍛冶場で働く青年(少年?)。
・名前だけの登場。
・1巻P20で登場。

──親方

・本名不明の鍛冶の里の親方。
・親方と書いて、ルビは「むらげ」
・むらげとは

たたら集団の長を意味した言葉とされている。

(引用:村下とは - コトバンク)
・1巻P21で登場。

・「キリヒトはすぐには戻ってこない。戻ってきた例はない。」

(引用:図書館の魔女 P22/高田大介)
と、意味深な台詞を残している。何か事情を知っているのか?

──ロワン

・王宮の高官、以前は図書館付きだった。
・目元や鼻筋に鋭角の線のある白い肌に髭の濃い、一ノ谷の典型的な顔立ちの四十歳くらいの男。
・1巻P27から登場
・先代"キリヒト"をタイキに紹介した。
・ヴァーシャールヘイは「参事官殿」と呼んでいた。

──タイキ

・先代の「高い塔の魔法使い」
・マツリカの祖父にあたる。
・1巻P29から登場
・重要人物ではあるが直接物語に登場したことはまだない。

──マツリカ

・当代の図書館の番人で「図書館の魔女」と呼ばれる少女。
・口をきくことができない。いつから話せないのか、何故話せないかは明らかになってない。
・肩まである黒い巻毛をもち「お嬢様」だとか「姫様」と呼ばれるのを嫌う。
・甘党。
・酒好き。
・朝が弱く、一晩の睡眠時間が長いにも関わらず疲れやすくひとたび眠ればなかなか起きない。本編では「持病にも近い習癖」と書かれており、この事実はマツリカの弱点になるため外部には隠されている。
・マツリカ=茉莉花(マツリカ)=素馨(ソケイ)=ジャスミン
・ジャスミンの花言葉は色によって変わるが、ジャスミン全般の花言葉は、「愛想のよい」「優美」「愛らしさ」「官能的」である。
・特殊な生まれで、厳密にいって貴族ではないし、議会筋にも王宮にも血縁はない。
 

──ハルカゼ

・「高い塔」の図書館司書。
・背が高くほっそりとした体付き、真っ白な肌に真っ白な髪、声は低めのアルト。
・身体が弱く陽の光の元にでられない。この体質は母の血統。
・笑い上戸
・キリヒト曰く歳はおそらく20代の半ば
・鉱物好き。
・元は図書館に議会筋が送り込んだ間者であったが、図書館側についた。

──キリン

・「高い塔」の図書館司書。
・濃い褐色の肌、南方の血統、黒い瞳に黒い髪。
・キリヒト曰く歳は20代半ばより下
・軍事や政争にたける。
・蝶々好き。
・カリーム・レコンクィシストルの養女
・『キリン』の名は二つ名で、「東方の想像上の獣類、若くして才あるものを意味する"キリン"」。
・本名は、ソフォニスバ(?)。
・ソフォニスバとはイタリアの女性画家の名前である。

ソフォニスバ・アングイッソラ (Sofonisba Anguissola、Anguisciolaの綴りもある。姓はアンギッソラと表記することもあり。 1532年 - 1625年11月16日)は、イタリアのルネサンス期の女性画家。

(引用:ソフォニスバ・アングイッソラ - Wikipedia)

──セト

・高い塔出入りの復元・装丁職人
・1巻P125で名前だけ登場
・名前だけの登場にも関わらずに巻頭の『主要登場人物』欄に名前がある。今後の登場に期待。


──ヒヨコ

・本名は、マールキー・トゥッリイー(キリヒトは、マールクスと呼んでいた)
・文人政治家、後に執政官総監。
・歳は40ほどで髪も髭も赤。
・精悍な顔立ちに瞳は薄い茶色の演説巧者。
・マツリカ主催の輪読会に参加している。
・マツリカに「あれが一番手強い」とまで言わせる曲者。
・1巻P147で初登場。

──ミツクビ

・ニザマの宦官中常侍。
・外交万事にわたる鋭い判断力と交渉能力を持つ。
・何十年たってもいっこうに衰えを見せない容貌で、高齢だが頭髪は豊かで色は黒。
・その名の通り三つの首を持つ。
・重度の薬物中毒者。自らで薬の調合も行う
・かつては類い稀なる知識と感受性を兼ね備えた天才として地位を築く。歳と共にそれらは衰えていったが、それを薬物によって補っている。


──薬師〈パルマキー〉

・小柄で背丈はマツリカと変わらないくらい。
・薬使いであり、毒使いでもある。
・意味深な伏線もあり今後の出番が気になる人物

薬師の名前にも一人の人間を指すには不自然な部分がある──彼らの呼び名はいずれも複数形の語尾を持っている。

(引用:図書館の魔女〈1〉P174/高田大介)
・1巻P172で登場

ミツクビ・薬師については別のページで考察を書いているのでよろしければければどうぞ
『図書館の魔女』ニザマについて&ミツクビ・薬師〈パルマキー〉の疑問・考察【高田大介】 - FGかふぇ

──コクシネル

・ミツクビを王宮に招いた一ノ谷の議員
・元元老院の富裕層の1人。
・コクシネルとはフランス語で「テントウムシ」の意。
・1巻P172で登場
・キリンやハルカゼに「目前の実利に敏いばかりの小人物」と評される。

──コリブリ

・引退した議員
・「知りたらましかば」の1件でマツリカたちが命を救った人物。
・コクシネルの周りに監視をつけていたため、事件に巻き込まれる。
・コリブリ=Colibrí はスペイン語で、日本語では「ハチドリ」の意。ちなみにハチドリは世界最小の鳥である。

──カリーム・レコンクィシストル

・背の高い黒髪・黒髭の男。
・一ノ谷の王族で磊落な気質。
・西方の防衛戦を受け持つ属領総督格の武官。
・失地回復者〈レコンクィシストル〉の二つ名を持つが、この名は古代の名将に肖ったものであり、彼は失地を許したことさえない。
・1巻P191で初登場。
・「西方の守護者」とも呼ばれる。

──イラム

・離れの家刀自。
・顎が細く、眉が濃い目鼻立ちはくっきりしている。
・聾唖者だがおしゃべり。
・いつから、どういった経緯で離れの家刀自をしているかは明かされていない。
・抜けているようで物事の本質をつく鋭さがある。

──カシム

・離れの門衛、愛想はないが実直な老人。
・関節炎のため片足を引きずるように歩く。
・キリヒトの正体を最初から知っていた人物。

──アリワルヒム

・泉の広場の古書店主

──ウルハイ

・コクシネル暗殺の絵図を描いたと思われる。
・ウルハイの元ネタはトルコの町であると思われる。

シャンルウルファ(トルコ語:Şanlıurfa)、通称ウルファ(Urfa)はトルコ南東部の都市でシャンルウルファ県の県都。《中略》
アルメニア語ではウルハイ(Urhai)またはルハ(Ruha)、クルド語ではリハ(Riha)と呼ばれ、古代から中世にかけての西洋ではエデッサ(Edessa、en)の名でも知られた。

(引用:シャンルウルファ - Wikipedia)
・ハルカゼの生家と繋りの深い立法府きっての名家である。
・ニザマ陣営と利害(一ノ谷の弱体化)が一致しており協力関係にある。

──アラシェヒル伯

・コクシネル暗殺に携わっている。ウルハイからの指示。
・2巻P145で名前だけ登場。
・アラシェヒルの元ネタもトルコにある町だと思われる。

アラシェヒル(Alaşehir、Alasehir)はトルコ西部マニサ県にある古代から続く町。かつてはギリシャ語で「フィラデルフィア(Philadelphia)」と呼ばれていた

(引用:アラシェヒル - Wikipedia)

──ギュミュシュハーネ伯

・コクシネル暗殺に携わっている。ウルハイからの指示。
・2巻P145で名前だけ登場。
・コリブリ暗殺にも関与。
・ギュミュシュハーネの元ネタもトルコの町だと考えられる。

ギュミュシュハーネ(Gümüşhane)は、トルコ黒海地方ギュミュシュハーネ県の都市で同県の県都。
名前の意味は「銀の家」で、トルコ語の"gümüş (銀)"と、ペルシア語の"خانه (hane=khane) (家)"の合成語である。

(引用:ギュミュシュハーネ - Wikipedia)

──ディディム伯

・カリームの腹心の部下。
・2巻P163で名前だけ登場。
・他国から協定の打診を受ける(一ノ谷を裏切るように打診される)
・ディディムの元ネタもまたトルコの町である。

ディディムは小さな町だが、人気の海辺のリゾート地であり、トルコ西部のエーゲ海沿岸にあるアイドゥンの地区にある。

(参考:Didim - Wikipedia)

──アッラシド

・近衛大尉
・「知りたらましかば」の1件でマツリカたちに協力した人物。
・2巻P215で登場。

──カマール

・ヒヨコの執事
・2巻P227で名が明かされる。

──ユースフ

・近衛兵
・獅子鼻、やや厳つ顔の顎の張った顔立ち
・マツリカの川遊びに付き添ったときの分隊長。
・彼だけ図書館の近衛兵にならなかった。(怪我が重傷だったからか?)

──アキーム

・近衛兵、後に図書館付き。
・玉蜀黍の穂のような金色の巻げ毛。
・准尉
・鬼の襲撃によって顔に大きな傷痍を負う。
・山育ち
・洒落者
・イラムに恋をする。

──ヴァーシャールヘイ

・近衛兵、後に図書館付き。
・瞳に憂いのある優男。
・准尉
・手先が器用で木工の心得がある
・排簫を吹く。排簫は中国古代の管楽器である。
・古アルデシュの生まれ
・双子座の片割れ
・マツリカから「ヴァシリー・ヴァザレリ」の名を授かる。
・ヴァーシャールヘイの元ネタはハンガリーの都市だと思われる。

ホードメゼーヴァーシャールヘイ (マジャル語:Hódmezővásárhely、ドイツ語:Neumarkt an der Theiß、ルーマニア語:Ioneşti)は、ハンガリー、チョングラード県の都市。

(引用:ホードメゼーヴァーシャールヘイ - Wikipedia)

──オルハン

・近衛兵、後に図書館付き
・長い黒髪を後ろに縛っている。
・衛兵の中でも若手。

──アダン

・近衛兵、後に図書館付き
・上背がありがっしりしているのに、まるで少年のように目がくりくりしている。
・衛兵の中でも若手。


──イズミル

・近衛兵、後に図書館付き
・細身
・一族郎党が軍務に就く生粋の軍人だが、書籍や東西の文物に詳しい。
・イズミルの元ネタもトルコの都市だと思われる。

イズミル(İzmir)は、エーゲ海に面するトルコ西部の都市。イズミールとも表記される。古くはスミュルナ(Smyrna, スミルナとも。ギリシア語でΣμύρνη)と呼ばれた。

(引用:イズミル - Wikipedia)

──鬼〈オルクス〉

・川遊びに来ていたマツリカに向けられた刺客。
・身の丈は一丈程(一丈=約3メートル)
・マツリカが「なぜこんな辺境の奴らが…」と言っていたので、鬼が生息する地域がある?
・オルクスの元ネタはローマ神話の死神だと思われる。

オルクス(Orcus)は、ローマ神話に登場する死の神。
本来はエトルリアの神で、墳墓の壁画では髭を生やした恐ろしげな巨人の姿で描かれる

(引用:オルクス - Wikipedia)

──ソトゥレル

・司書、宮廷図書館から出向して図書館へ。
・3巻P15で登場

──ヘパティオス博士

・老年の農学博士
・止めなければいつまでも話し続けるような特徴的な喋り方。
・3巻P145で初登場

──ラーオコオーン博士

・壮年の地質学者
・ラーオコオーンの元ネタはギリシャ神話だと思われる。

ラーオコオーン(古代ギリシャ語: Λαοκόων, Lāokoōn、 ラテン語: Laocoon)は、ギリシア神話に登場する、イーリオス(トロイア)の神官である。

(引用:ラーオコオーン - Wikipedia)

──双子座〈ミトゥナ〉

・二手に分かれる二本管の笛〈アウロス〉を扱う。
・マツリカの左手を縛ったときに演奏していたのは、古アルデシュの武勲誌
・歳はおそらく30手前くらい。
・傀儡使いの名は明らかになっていないし、その後も物語には登場していない。
・薬で正気を失わせ、催眠術と暗示で動きを拘束する。それで条件づきで動きを叩き込み人を操る(鬼や蚩尤を操っていた)

──コランダン伯

・西方最前線に立つ伯領を任されている。
・キリンの乳兄弟の一人
・本名は、アドヘルバル・マッサエシュリイー・コランダン。
・4巻P362で鋼玉に〈コランダン〉のルビがついていた。これが名前の元ネタか?

──ニザマ帝

・心臓に病を抱えている。
・美食家、健啖家。
・短く結った髪、額は玉のように張り出して広い。
・タイキのことを恩人と言っていた(太子と関係あり?)。

──カダ師

・ニザマ帝室典医長

──サルキシャン

・ニザマへの使節団の大使
・東方の文物に通じ、素朴で篤実な人柄

──メテ

・ミツクビの腹心の部下
・尚書省の次官
・「隻腕の左僕射メテ」
・4巻P32で登場

──コダーイ・ヤーノシュ

・アルデシュ軍大佐、東部監軍部長
・4巻P53で登場
・コシュートとは義兄弟
・冷静沈着
・アルデシュの参謀の中で間諜の手綱を一手に握る、用間の首領。
・「ヤーノシュ」はハンガリーの男性名である。
・「コダーイ」の元ネタは、実在した人物からだと思われる。

コダーイ・ゾルターン(Kodály Zoltán, 1882年12月16日 - 1967年3月6日)は、ハンガリーの作曲家、民俗音楽学者、教育家、言語学者、哲学者。

(引用:コダーイ・ゾルターン - Wikipedia)

──コシュート・ゾルターン

・アルデシュ軍中佐、山麓鎮台司令
・4巻P53で登場
・コダーイとは義兄弟
・「ゾルターン」の元ネタはコダーイの欄で引用した通りである。

──ニザマ太子

・ニザマ帝の第二側室の実子
・先代キリヒトとタイキが探している人物。
・幼い頃から天性の才を讃えられていた。
・ニザマ帝が彼の人格と英才を見込んで世から隠した。

──ヒエンプサル

・コランダン伯(アドヘルバル)の弟
・キリンの乳兄弟

──ウルバン

・アルデシュの水利工学技官
・「ウルバン」の元ネタと思われるのは以下の通りである。

ウルバンまたはオルバン、オルバーン (トルコ語: Urban ハンガリー語: Orbán 1453年没)は、ハンガリー王国トランシルヴァニアのブラッショー(現ルーマニア、ブラショヴ)出身の技術者。1453年のコンスタンティノープル包囲戦において、オスマン帝国軍にバシリカ砲と呼ばれる巨大な射石砲を提供したことで知られる。

(引用:ウルバン (技術者) - Wikipedia)
技官と技術者で近いものがあること、他の登場人物もハンガリーに由来するものが多いため、この人物が由来だと思われる。


──エトヴェシュ

・古アルデシュに潜伏する間諜
・40がらみの子男、やや浅黒い肌で目つきが鋭い。
・4巻P228から登場
・「エトヴェシュ」の名前の由来と思われるのは以下の通りである。

エトヴェシュ・ペーテル(Eötvös Péter, or Peter Eötvös, ペーテル・エトヴェシュ、ペーター・エトヴェシュ、1944年1月2日 - )は、ハンガリーの作曲者、指揮者。

(引用:エトヴェシュ・ペーテル - Wikipedia)

──ペーテル

・古アルデシュに登場する間諜
・4巻P231で登場
・「ペーテル」の由来はエトヴェシュと同様、上記の引用の通りである。登場が少ないにも関わらずにわざわざ名前が与えられているのは、エトヴェシュとセットにしたためか?

──ミクローシュ

・古アルデシュに登場する間諜(?)
・4巻P248で名前だけ登場
・「ミクローシュ」とはハンガリー語圏の男性名である。

──蚩尤〈シユウ〉

・双子座に操られてマツリカたちに襲いかかった化物
・山に住む民でニザマからもアルデシュからも独立して独自の文化風俗を保っている。
・牛頭の仮面(兜)を付けている。
・偶蹄目の足に近づけるための義足を付けている。
・蚩尤とは中国神話に登場する神である。

蚩尤(しゆう、拼音: Chīyóu)は中国神話に登場する神である。『路史』では姓は姜で炎帝神農氏の子孫であるとされる。獣身で銅の頭に鉄の額を持つという。また四目六臂で人の身体に牛の頭と鳥の蹄を持つとか、頭に角があるなどといわれる。

(引用:蚩尤 - Wikipedia)

──イシュトバーン

・イズミルとキリヒトが助けたアルデシュ兵「しっかりつかめよ!かみのごかごを」の人。
・コダーイの配下
・「イシュトバーン」の元ネタは下記の通りだと思われる。

イシュトヴァーン1世(I. István、969年または975年 - 1038年8月15日 エステルゴム、大首長・ハンガリー国王として997年 - 1038年)は、ハンガリー王国の初代国王。幼名はヴァイク(Vajk)。

(引用:イシュトヴァーン1世 (ハンガリー王) - Wikipedia)

──ドホナーニ

・アルデシュ重騎兵団の旅団長
・4巻P576で登場

最後に

高い塔の主要登場たちなどは各々好きなものについてなど詳細も語られているわけだが(マツリカは叙事詩やお酒、ハルカゼは鉱物、キリンは蝶など)、キリヒトだけは恐らく語られていなかった(強いて言うなら食べる事とか?)。こういった部分でも彼はずっと自分の運命に縛られて生きてきたんだろうなと思えて切なくなった。


勢いで書ききったので、抜けている登場人物がいたら申し訳ない。もしコイツが入ってないぞ!!ってのがあれば教えて頂けると非常にありがたいです。


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十二国記『白銀の墟 玄の月〈一、ニ〉』の感想を好き勝手に語る【小野不由美】


待ちに待った十二国記の新作『白銀の墟 玄の月〈一、ニ〉』を読んだ。続きの〈三、四〉は来月11月発売なので、ひとまず〈一、ニ〉を読んだ時点での感想・疑問などを書いていく。内容にはがっつり触れていくので未読の方はご注文を。


目次

感想

『白銀の墟 玄の月』を読む前にシリーズを読み返そうと思ったが時間が取れずに久しぶりに十二国記の世界に飛び込んだわけだが、相変わらず貧困や低迷していく国の現実がリアルすぎて初めて『月の影 影の海』を読んだときの絶望感を思い出した。 


〈ニ〉まで読み終わってもう来月の発売が待ちきれなくなってしまった。すでに読み終わった方がTwitterで「続きがでる11月まで待っていっきに読んだほうがいい!!」とのことを仰っていたが、まさかにその通りで今後の展開が気になりすぎる。


というのも、〈四〉まであるので〈ニ〉まで読んだとしてもまだ前半戦終了にすぎず、ここまでは戴の現状や不穏な王宮の様子の説明などが多い。


良く言えば今後の展開が気になる。悪く言えばあまり派手な展開がない〈一、ニ〉だったという印象。そのなかでも泰麒の突然の行動などビックリした点もあったけど。


──不穏な王宮

王宮内の現状が今までにない不気味さ。玉座を奪ったのに引きこもっている阿選、傀儡のようになっていく官吏たち、自分たちの国の内情が把握できていなく混沌する王宮内。


本当の黒幕は泰麒を襲った阿選なのか?それとも阿選をさらに操る人物がいるのか?


天の条理に詳しく、阿選との関係も詳細が明かされていない琅燦の存在も気にかかる。今回の鍵を握ってそうだし何を狙っているのかもよくわからない。


あとは、強調して登場してくる鳩の存在。


──もう幼かった頃の泰麒ではない

泰麒の成長が感慨深い…以上に怖く感じた。どうしても利斎が泰麒に向けるのと似た感情を抱いてしまう。


幼い頃の純粋無垢な泰麒を知っているだけに成長は嬉しいけど、順調な成長というより無理矢理に大人にならざるを得なかったみたいな感じが心苦しくはある。


麒麟が慈悲の生き物とはいえ、泰麒の本心がどこにあるのか?
角を失い、蓬莱で人々の悪意に触れ、普通の麒麟とはかけ離れた存在のはずなので、これまでの従来の麒麟の習性とは異なっていてもおかしくはないと思う。


琅燦や張運たちが推測しているように、「泰麒が民のために動いている」に間違いはないだろうが、泰麒の思考の裏にはどんな考えがあるのか?泰麒の言葉がどこまで真実なのか?泰麒が感じた天の意図とは本当なのか?泰麒の今後の動向も気になるところだが、それ以上に気になるのが驍宗について。


──驍宗は生きている

いや、生きていてほしい(願望)
泰麒と驍宗の再開を希望に読み勧めていたのに、気づけば泰麒は敵陣に乗り込んでるし、極めつけは〈ニ〉の最後がとんでもない終わり方だったけど、驍宗は生きてるのではないかと思ってる。白雉が落ちてないってのが証明ではあるし。


明らかに驍宗が死んだように書かれているけど、実際に確認したのは遺品だけで、驍宗の遺体を確認したわけではない。驍宗の特徴を述べて、遺品を確認させることで(実際に遺品は驍宗の持ち物だった?)死んだようにカモフラージュしているんだと思いたい。または驍宗に似た人物だったかだが…人違いはさすがにないか…。


とはいえ十二国記だもんなぁ……死んでてもおかしくはないと思えるのが怖いところ…。

──天の条理

先程も少し触れたが琅燦が今回の鍵を握ってそう。阿選との関係、そして何を狙っているのか?また彼女が話していた天の条理についての考えがまた面白い。


これまでの作中でもまだまだ不明な点が多い「天」。彼女らの考察の真偽はわからないが、「天」についても明かされていくことを期待したい。


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『まほり』の感想をネタバレなしで語っていく【高田大介】


およそ言葉というものは、欠けるにしても足されるにしても、形が変わるのに必ず動機を必要とする。なぜなら、放っておいたら勝手には変わらないというのが言葉のかなり重要な機能の一つだからだ。世の人が一般に信じているほどに言葉というものは闊達に変化したりなどしない。

(引用:まほりP292-293/高田大介)




待ちに待った高田大介氏の新作『まほり』

ファンタジー作品の著者の前作『図書館の魔女』とは違い、現実世界を舞台にした民俗ミステリーの『まほり』だったが、どんどん物語の世界に引き込まれるのは相変わらずで、あっという間に読み切ってしまった。



今回は読了後の率直な感想を重要なネタバレは避けて書いていく。


ネタバレや細かく内容に触れた感想・疑問・などは、まだ一度読んだだけで消化しきれていないので、再読したあとにじっくりと書く予定だ。


目次

感想

『図書館の魔女 霆たける塔』の発売を待ち続けること幾年。不意に発表された高田大介氏の新作である民俗ミステリー『まほり』の刊行決定。それは高田大介=図書館の魔女のイメージだった考えに一石を投じるものだった。


冷静に考えれば、ファンタジーではなく、こちらの分野こそが著者の本領なのでは…?という考えがよぎったし、実際読んであとでは、その考えも間違ってはいないのかもしれないと思った。


知識量と情報量が『図書館の魔女』並みかそれ以上で、舞台が現実世界というのもあり、史実をベースを展開される物語はリアリティの塊だった。

──要所要所は難しいが…

白文がでてきたり、知識量と情報量の圧倒的物量で会話が進んで行くところがあったり、歴史について深く突っ込んだりと、要所要所は間違いなく難解である。


だがしかし、白文でいえば登場人物たちがうまい具合に解説をしてくれたりと、なるべくスムーズに読み進められるようになっていた。


著者のブログで『「図書館の魔女」の手紙』について触れた記事で下記のような記述がある。

全体を遠景で眺めてみてもいけているし、顕微鏡で観察すればさらにどの切片にも驚きが含まれている。そうした、山川草木、自然の巧まざる構成美、みたいなものを文章でも実現できればと精進しております。

(引用:『図書館の魔女』の手紙 | 図書館の魔女 de sortiaria bibliothecae)

文字通り『まほり』ではこの言葉通りのモノが表現されていると思った。要所要所の難解な箇所を理解しきれなくても、全体の流れを追えれば物語としてワクワクするしゾクゾクする。


さらに細い箇所に注視していけば、驚きが散りばめられているのだろう。私は歴史、民俗、漢文などには疎いので、著者のいう「顕微鏡で観察」できる状況にはいないのだが、いずれは手探りでも分析したいと思っている(できるとは言ってない)。


──史実と虚構

大衆の歴史の裏に隠れて、普段は表立っては出てこない史実をベースとして物語は展開されていくわけだが、とにかく事実と虚構(フィクション)の境目がわからなくなるくらいリアルだった(流石に行き過ぎた村の風習とかは分かるが)。


ホントに、もしかしたらどこかにこんな村が…こんな風習が残されているんじゃないか…?と思わせてくれるほどに史実を背景に虚構が違和感なく飾られている。


あとは、膨大な史料から答えを読み解いていき、少しづつ物語の全体像が浮かび上がってくる様子がたまらなく面白い。また史料を読み解くにしても、フィールドワークや実体験の昔話からのアプローチを駆使しているのも物語に引き込まれるポイントだったと思う。


──明かされていく真実

二重丸の意味
裕の母親について
そして、タイトルの『まほり』


隠れていた真実が明らかになる瞬間が、どれも鳥肌モノだった。とくに『まほり』の謎が明らかされたときはゾッとしてページを進める手が止まったほどだ。コレをタイトルにするのか、という驚きと恐怖感。


あと恐怖感といえば、裕が聞く昔話も負けず劣らずで、あんな体験をしたらなかなかのトラウマになるだろう。「実態はわからないけど、何か怖い。得体が知れなくて不気味」というのは具体的に形がハッキリしているモノの恐怖感より、よっぽどに質が悪いと思う。


この昔話の箇所を読んでいると、形而下のものではなく、得体がしれないものが怖いと言っていた某魔女の気持ちがよくわかる。


──癒し

かといってこれまで挙げたように重い、難しい話ばかりではなく、裕と香織のフィールドワークの場面は読んでいて癒やされる。二人のやり取りも見所の一つだった。


何より「関係各所……」のくだりとか香織の勝鬨とか、思わずニヤける場面も多かった。あとおにぎりとかね。


──やっぱり”言葉”

『図書館の魔女』では”言葉”に秘められた強さをまざまざと見せつけられたので、『まほり』でも”言葉”そして”言語”についてどのように触れていくのか強く期待していた…が、これはね、やられましたよ。


ネタバレになるので詳しくは書かないが、物語最大のインパクトがあったとだけ言っておく。



最後に

『図書館の魔女』のマツリカといい、続編『烏の伝言』のエゴンといい、更には『まほり』のイチといい、著者は言葉を話す事ができない人物をキーにするのに何か拘りとかがあるのかな…?


それにしても『まほり』、大満足の一冊だった。丸一日かけて読破するつもりだったのにそれでも読みきれないほどの濃密さ、更に再読してもまだまだ発見があるだろうな、と思えるくらい作り込まれた物語。『図書館の魔女』でも分かっていたことだが、『まほり』を読んで著者に永遠に着いて行くことが確信に変わった。


あと余談だが、『まほり』本文にでてきた「雷霆」の言葉で、霆ける塔…!と連想してしまった読者は残念ながら私と同類です。諦めてください。



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【59作品】オススメの小説をひたすらに紹介していく【随時更新】


次に何の小説読もうか迷っていませんか?
詳細はいいから、とにかく面白い小説を教えてくれ!!って方のために私が今まで読んだ中で面白かった小説(評価をつけるとしたら10点満点のうち9or10点の作品)をひたすらに挙げていく。テンポ重視であらすじとかは全カット。


また作品名の後には大まかな【ジャンル】も添えたので参考にどうぞ。


私の趣味的にファンタジーとミステリーの作品が多いのはご容赦ください。面白い作品と出会え次第、随時更新予定なのでまた時間をあけて覗いてもらえると嬉しい。
さっそくどうぞ!

作品紹介

──アガサ・クリスティ

1.そして誰もいなくなった 【ミステリー】

──有川浩

2.空の中 【SF・ミリタリー】

──乾石智子

3.夜の写本師 【ファンタジー】

──上橋菜穂子

精霊の守り人シリーズ 【ファンタジー】
4.精霊の守り人
5.闇の守り人
6.夢の守り人
7.虚空の旅人
8.神の守り人
9.蒼路の旅人
10.天と地の守り人

11.獣の奏者 【ファンタジー】
12.鹿の王 【ファンタジー】
13.鹿の王 水底の橋 【ファンタジー】

──小川一水

14.第六大陸 【SF】
15.天冥の標 【SF】
16.天冥の標 【SF】
17.天冥の標 【SF】

──小野不由美

十二国記シリーズ 【ファンタジー】
18.魔性の子
19.月の影 影の海
20.風の海 迷宮の岸
21.東の海神 西の滄海
22.風の万里 黎明の空
23.丕緒の鳥
24.図南の翼
25.黄昏の岸 暁の天
26.華胥の幽夢
27.白銀の墟 玄の月

──川村元気

28.四月になれば彼女は 【恋愛】

──沢村凜

29.黄金の王 白銀の王 【ファンタジー】

──ジェイムズ・P・ホーガン

30.星を継ぐもの 【SF】
31.ガニメデの優しい巨人 【SF】
32.巨人たちの星 【SF】
33.内なる宇宙 【SF】

── 高田大介

34.図書館の魔女 【ファンタジー】
35.図書館の魔女 烏の伝言 【ファンタジー】
36.まほり 【ミステリー】

──ダン・ブラウン

37.天使と悪魔 【ミステリー】
38.ダ・ヴィンチ・コード 【ミステリー】
39.インフェルノ 【ミステリー】
40.オリジン 【ミステリー】
41.デセプション・ポイント 【ミステリー】

──辻村深月

42.スロウハイツの神様【ミステリー】

──七月隆文

43.ぼくは明日、昨日の君とデートする 【恋愛】

──中山七里

44.さよならドビュッシー 【ミステリー】

──支倉凍砂

45.狼と香辛料シリーズ 【ファンタジー】
(現在22巻まででている)

──東野圭吾

46.マスカレード・ホテル 【ミステリー】
47.マスカレード・ナイト 【ミステリー】
48.ナミヤ雑貨店の奇蹟 【ミステリー】
49.容疑者Xの献身 【ミステリー】
50.真夏の方程式 【ミステリー】
51.白夜行 【ミステリー】
52.夢幻花 【ミステリー】

──三浦しをん

53.船を編む 【青春】

──宮下奈都

54.羊と鋼の森 【青春・文学】

──森博嗣

55.すべてがFになる 【ミステリー】
56.有限と微小のパン 【ミステリー】

──柚月裕子

57.盤上の向日葵 【ミステリー】

──劉慈欣(りゅう・じきん)

58.三体 【SF】
59.三体2 黒暗森林 【SF】

最後に

詳しくあらすじやポイントも知りたい!って方は、コチラでオススメの14作品を紹介しているのでよろしければどうぞ。



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【オススメ記事】






普通の恋愛小説が飽きたあなたへ『四月になれば彼女は』のあらすじ・紹介【川村元気】

「 でも僕、思うんです。人は誰のことも愛せないと気付いたときに、孤独になるんだと思う。それって自分を愛していないってことだから」

(引用:四月になれば彼女は P250/川村元気)


ありきたりな恋愛小説に飽きたあなたへ。
心躍る恋心から人間らしい欲望を孕む生々しさまで、振り幅のある表現で描かれる『四月になれば彼女は』。人間の真理が見えてしまうような恋愛模様に、思わず息をのむ瞬間があるはずだ。


裏表紙のあらすじには、異形の恋愛小説なんて紹介があったがまさにその通り。今まで自分が持っていた価値観や常識が、手ですくった砂のようにサラサラとこぼれ落ちていく、私はそんな感覚を味わった。


そんな川村元気の『四月になれば彼女は』を重要なネタバレは避けて紹介していく。


目次

【書籍情報】

タイトル:四月になれば彼女は
著者:川村元気
出版社:文春文庫
ジャンル・要素:恋愛
ページ数:274ページ
刊行年:2019年7月10日
映像化:なし(2019年9月現在)
読後感:すっきり、考えさせられる


あらすじ

4月、精神科医の藤代のもとに、初めての恋人・ハルから手紙が届いた。だか藤代は1年後に結婚を決めていた。愛しているのかわからない恋人・弥生と。失った恋に翻弄される12ヶ月がはじまる──なぜ、恋も愛も、やがては過ぎ去ってしまうのか。川村元気が挑む、恋愛なき時代における異形の恋愛小説。

(引用:四月になれば彼女は 裏表紙/川村元気)

章題も『月』で統一されていてとっても印象的

四月になれば彼女は
五月の横顔
六月のいもうと
七月のプラハ
八月の嘘
九月の幽霊
十月の青空
十一月の猿
十二月の子供
一月のカケラ
二月の海 
三月の終わりに彼は


 

──「いまわたしは、ボリビアのウユニにいます。」

物語は、主人公の藤代の元に届いた一通の手紙で、幕を開ける。それは大学時代の恋人であったハルからの9年越しに便りだった。


手紙は、日本から見たら地球の果て、ボリビアのウユニから送られてきていた。そこには、ハルの現状と9年前に秘めた思いが綴られていた。


どうして彼女は1人で旅に出たのだろう?
どうして彼女はかつての恋人に手紙を送ったのだろう?
そして……この二人はどうして別れてしまったのだろう?

たった4ページに書かれた手紙は、読者を物語に没頭させるだけの魔力を持っている。


──大学時代、写真部での出会い

藤代とハルは大学の写真部で出会う。先輩である藤代が新入部員であるハルに指導をする所から、二人の関係が始まっていくわけだが……二人が恋に落ちていく様子がキュンキュンしてたまらない。


自分が他人を好きになる瞬間、または自分はこの人の事が好きなんだな……って気づく瞬間。ハッキリとはわからなくても、なんとなくの経験はあるかと思う。


その恋に気づいた瞬間のシチュエーションがもうずるい。ハルが撮った写真に写っていた藤代自身の笑顔が、自分でも見たことないくらい輝いていたものだった……そこで自身の恋心に気づくって、最高だと思いません?


そんな幸せに浸っていく二人だったが……。


──付き受けられる現実

2章目である『五月の横顔』では、幸せな大学時代の雰囲気とは一変して、物語は大学時代から9年経った時系列で始まる。


そこで読者が突き付けらる現実が藤代がハルとは付き合っておらず、ハルとは違う婚約者・弥生と付き合っているという点だ。


三年間の同棲を経て、すでに結婚を決めていた藤代と弥生。だがしかし、幸せを迎えるはずの結婚式の打ち合わせでもどこか影が伺える二人の関係。


そんなタイミングで藤代の元に、ボリビアからハルの手紙が届くのだ。ただでさえ先の読めない展開に焦燥感が加速され、後戻りできなくなる。


はたして、あんなに仲睦まじかった藤代とハルに何があったのだろう?
何故、ハルは手紙を書いたのだろう?
藤代と弥生の関係はどこへ向かっていくのか?


──幸せな時間は永遠には続かない

思わず心惹かれるような、淀みのない、澄んだ表現も登場するなか、それ以上に心に刺さってくるのは、人間が奥底に抱えるリアルな感情、そして現実だ。


そんなハッとしてしまうモノの一部を引用しておく。

「愛情といえば何もかもが許されるのが嫌なんですよ。愛し合うふたりは無条件で美しくて素晴らしいものだという感じが」

(引用:四月になれば彼女は P99/川村元気)

「誰かのことを心から愛している、と思えるのは一瞬だしね」
〈中略〉
「その一瞬が永遠に続くはずだ、というのは幻想ですよ。それなのに、男と女が運命的に出会って恋に落ち、一生の伴侶として愛し合うということが前提になっているのがおかしい。誰と恋愛しても行き着くところは一緒なんです。だから結婚の先のセックスレスだって当然のことだと思いますけど」

(引用:四月になれば彼女は P100/川村元気)

愛を終わらせない方法はひとつしかない。それは手に入れないことだ。決して自分のものにならないものしか、永遠に愛することはできない。

(引用:四月になれば彼女は P198/川村元気)



まだまだ引用して紹介したいところだがこのくらいにしておく。
『四月になれば彼女は』では、ページをめくる手を止めて、一言一言を噛み砕くように消化しなければならなくなる瞬間がいくつもあるはずだ。是非とも物語を堪能しながら、自分の価値観と摺り合わせながら読み進めてみてほしい。


最後に

この物語の解説をあさのさつこさんが書いてくれているのだがその一部を引用しておく。

軽やかに生きていきたいと望む人は、すてきな恋をしたいと願う人は、すてきな恋をしていると公言できる人は、誰かが愛しくて、幸せにしてくれると信じている人は、読書は楽しくてためになると口にする人は、この本を読まないほうがいいと思う。残酷なシーンなど一つも出てこない最上等の残酷な物語、わたしの、あなたの、人間の正体に肉薄する物語。 うん、やっぱり怖い、怖すぎる。

(引用:四月になれば彼女は P281)


「残酷なシーンなど一つも出てこない最上等の残酷な物語」そう、この解説に私が言いたかったことが詰まっている。恋愛というキレイな幻想の裏側、人々が見ようとしない部分をさらけ出している残酷な物語。だがしかし、そんな幻想と知ってなお、葛藤する主人公の姿が胸をうつのだろう。



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【オススメ記事】






『四月になれば彼女は』の感想を好き勝手に語る。常識が崩れ落ちる異形の恋愛小説【川村元気】

愛を終わらせない方法はひとつしかない。それは手に入れないことだ。決して自分のものにならないものしか、永遠に愛することはできない。

(引用:四月になれば彼女は P198/川村元気)


とんでもない物語を手にとってしまった。なんの気なしに読み始めた恋愛小説に、こんなに息が詰まるほど心揺さぶられるとは思いもしなかった。


今回は川村元気『四月になれば彼女は』の感想を語っていく。ネタバレありなので未読の方はコチラの紹介をどうぞ。

『四月になれば彼女は』のあらすじ・紹介


目次

あらすじ

4月、精神科医の藤代のもとに、初めての恋人・ハルから手紙が届いた。だか藤代は1年後に結婚を決めていた。愛しているのかわからない恋人・弥生と。失った恋に翻弄される12ヶ月がはじまる──なぜ、恋も愛も、やがては過ぎ去ってしまうのか。川村元気が挑む、恋愛なき時代における異形の恋愛小説。

(引用:四月になれば彼女は 裏表紙/川村元気)


感想

物語の始まりを告げる一通の手紙で、私はもう『四月になれば彼女は』から後戻りができなくなってしまった。


かつての恋人に宛てた9年ぶりの手紙。それは日本から遥か彼方、ボリビアのウユニから送られてきた。

どうして彼女は1人で旅に出たのだろう?
どうして彼女はかつての恋人に手紙を送ったのだろう?
この二人はどうして別れてしまったのだろう?

たった4ページに書かれた手紙は、私を物語に引き込むだけの魔力を持っていた。




──読みながら思ったこと

物語序盤で衝撃だったのが、学生時代の藤代とハルが互いに惹かれ合い結ばれたにも関わらず、次の場面では月日が流れ数年後、藤代とハルはすでに別れていて、藤代は弥生との結婚を控えている事がわかる。


あんなに仲睦まじかった藤代とハルに何があったのだろう?
何故、ハルは手紙を書いたのだろう?
そして、幸せを迎えるはずの結婚式の打ち合わせもどこか影が伺える藤代と弥生。ただでさえ先の読めない展開に焦燥感が加速され、後戻りできなくなった。


あともう一つ、物語序盤で惹かれた箇所があって、それが藤代がハルの事を好きだと自覚するシーン。


ハルがいつの間にかに撮った藤代の横顔。自分でも見たことがない笑顔を見て、藤代はハルが好きだと気づく……え?なにその展開、最高か?


その後の展開で告白シーンがすっごい唐突なんだけど、それもそれで勢いがあって、本当に惹かれ合った二人なんだなぁと思わされる。


だからこそ読者目線で見ると、二人はすでに別れることが分かっている訳で、幸せな場面を見ているはずなのに、ひどく残酷な気持ちになってしまった。


物語に読み進めるうちに自分が一番気になっていたのが、『藤代とハルはどんな再開を果たすのか』という点。


愛し合いながらも別れてしまった二人が、9年の月日を経て、何を想い再び対面することになるのか。それが気になっていたので、ハルがすでに死んでしまったという事実を突き付けられたときには、ハンマーで思いっきりぶっ叩かれたような衝撃だった。

惹かれた表現・台詞など

とにかく心を揺さぶられる台詞が多いこと多いこと…。いくつかピックアップしていく。

「 写真に惹かれるということは、それを撮っているカメラマンの心に惹かれるということだ」

(引用:四月になれば彼女は P51/川村元気)
ハルと大島の会話より。

わたしは時計ではなく”時間”を撮りたかったのだと。

(引用:四月になれば彼女は P82/川村元気)
ハルの手紙より。

「 でも皮肉じゃない?自分のためだけに何十人、何百人も集まってくれるのって、結婚式とお葬式だけで。だけどその人生の一大イベントが、流れ作業で回っているわけだから」

(引用:四月になれば彼女は P103/川村元気)
藤代と弥生の会話より。
気づきたくなかった事実。

「昔は恋愛なんていつでもできると思ってたんだけどな。いまとなれば、それが物語のなかにしかなかったということに気づいたわけで」

(引用:四月になれば彼女は P125/川村元気)
藤代とタスクの会話より。

この国の天気雨は、いつでも虹を連れてくるのです。

(引用:四月になれば彼女は P160/川村元気)

ハルの手紙より。
ハルの言葉の選び方、感性がとっても好き。


「動物から見て、僕たち人間はどう見えますか?」
藤代は、檻から長い首だけを出してこちらを見ているキリンを見やる。
「僕ら以上に君達は退屈そうだ」
弥生は目の前で草を食むキリンの口の動きに合わせて、ふざけた口調で言う。
「そうですかね?」
「ああそうさ。檻の外にいるのに、まるで自由に見えない」

(引用:四月になれば彼女は P190/川村元気)

藤代と弥生の動物園デートより。

「神経衰弱みたいなものだと思うんです。一緒に時間を過ごしながら、伏せられているカードを一枚一枚めくって、自分と同じ部分を見つけていく。美しいところも、弱いところも。そうやって、少しずつ誰かを好きになっていくのかなと」
「でも女からすると、男のカードの少なさにいつもがっかりするの。男の見えない部分なんてわずかだし、とにかく手札が少ない。カードが全部めくれてしまったときに、次にするべきゲームは残されているのか、不安になる」

(引用:四月になれば彼女は P195/川村元気)

藤代と弥生の会話より。

愛を終わらせない方法はひとつしかない。それは手に入れないことだ。決して自分のものにならないものしか、永遠に愛することはできない。

(引用:四月になれば彼女は P198/川村元気)


東京を発つ頃に降り出した雨は、次第に春の雪へと変わっていった。

(引用:四月になれば彼女は P226/川村元気)

「 でも僕、思うんです。人は誰のことも愛せないと気付いたときに、孤独になるんだと思う。それって自分を愛していないってことだから」

(引用:四月になれば彼女は P250/川村元気)
藤代とタスクの会話より。

わたしは、わたしに会いたかった。
あなたのことが好きだった頃のわたしに。

(引用:四月になれば彼女は P263/川村元気)
ハルの手紙より。
どうして好きなのか説明はできないけど、この一文が一番好きかもしれない。

読み終えて

川村元気の作品は今回の『四月になれば彼女は』で初めて体験した。なんともとんでもない作家に出会ってしまったと思う。


彼の描く世界観を知ってしまった今、著者の他の作品に手を出したいと思う期待と、今まで知らなかった…知らないほうがよかったと思える後悔とが、自分の中でせめぎ合っている。


裏表紙のあらすじには、異形の恋愛小説なんて紹介があったがまさにその通り。今まで自分が抱いていた恋愛や結婚に夢を見る気持ち、当たり前だと信じていた常識が、手ですくった砂のようにサラサラとこぼれ落ちていく、そんな感覚を味わった。



「恋愛は美しく、正しいもの」そんな幻想を否定していく登場人物たち。そんな彼らが巡り巡って辿りついた答えだからこそ心に響くものがあったのだと思う。




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『神の守り人』の感想を好き勝手に語る【上橋菜穂子】

「悪人を裁いてくれるような神がいるなら、この世に、これほど不幸があるはずがない。……そう思わないかい?」

(引用:神の守り人〈下〉P136-137/上橋菜穂子)


守り人シリーズの『神の守り人』の感想を語っていく。ネタバレありなので未読の方はご注意を。


目次

感想

──伝説・伝承を追って

上橋菜穂子の特徴といったら、ファンタジーの世界というのを忘れてしまうほどの隙がない綿密な世界観、そしてその世界に生きる多様な民族、更にはその民族たちが生きてきた歴史や伝説・伝承がリアルに描かれていることだ。


守り人シリーズに共通している事だが、特に今回の『神の守り人』では伝説・伝承をめぐる物語といっていいのではないだろうか。


一つの真実の歴史をいくつもの部族からの視点で語られているが、自分たちの都合のいいように解釈、歪曲されて伝承されている様は現実の歴史とも共通する点だ。


スファルたちカシャル〈猟犬〉は、タルハマヤが降臨した結果を悪夢の歴史と語り、チキサの母は、タルハマヤが降臨したことで戦のない世界を作り上げたと語る。誰の話が正しく語り継がれてきた歴史なのか、真実なのか。


──ラストシーン

「この子は、どちらかというと、臆病で、こわがりだったよね。
それなのに、畏ろしい神の力を使えるようになって、憎しみを思う存分たたきつける快感を知っても、人を殺すまいと思った。それよりは、神をわが身に封じようとした。……そんなこと、わたしには、とてもできないよ」

(引用:神の守り人〈下〉P315/上橋菜穂子)

上の引用は、物語の終盤でバルサがチキサたちに語っているシーン。


『そんなこと、わたしには、とてもできないよ』
この言葉は、チキサたちを励ますための言葉でもあっただろうが、バルサの本心でもあったと思う。


回想シーンであったようにバルサは幼い頃、怒りに任せて人を痛めつけてしまった経験があった。そのときの憎しみによる快楽の経験を知っていたからこそ、それ以上に追い込まれたアスラが、憎しみに流されずに己にタルハマヤを封じ込めることができたことを素直に驚いていたのだろう。


眠り続けるアスラを抱いて、彼女とチキサに語りかけるこのラストは印象深い。バットエンドではないが、心のどこかでは「結局、すべてが丸く収まるのだろう」とたかをくくっていたせいで、アスラが目覚めないまま終幕するなんて虚をつかれた思いだった。

彼女が目覚める日はくるのかな……。

──名言

「たしかにね。──でも、他人をあっさり見捨てるやつは、自分も他人からあっさり見捨てられるからね」

(引用:神の守り人〈下〉P106/上橋菜穂子)

「悪人を裁いてくれるような神がいるなら、この世に、これほど不幸があるはずがない。……そう思わないかい?」

(引用:神の守り人〈下〉P136-137/上橋菜穂子)

「わたしには、タルの信仰はわからない。タルハマヤが、どんな神なのかも、しらない。
だけどね、命あるのもを、好き勝手に殺せる神になることが、幸せだとは、わたしには思えないよ。……そんな神が、この世を幸せにするとも、思えない」

(引用:神の守り人〈下〉P139/上橋菜穂子)



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