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『ジェイムズ・P・ホーガン』の作品一覧と和訳されている作品まとめ【33作品】

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SF界の巨匠『ジェイムズ・P・ホーガン』。今回は彼の作品一覧と、邦訳されている作品のあらすじをまとめた。彼の作品に興味がある方の参考になればと思う。ホーガンの作品にはじめて手を出そうと思っているならまずは『星を継ぐもの』を読もう。話はそれからだ。


目次

『ジェイムズ・P・ホーガン』について

『ジェイムズ・P・ホーガン』や『J・P・ホーガン』とよく略されているが正式な名前は、『ジェイムズ・パトリック・ホーガン(James Patrick Hogan)』。1941年にイギリスで生まれ、2010年には亡くなられてしまっている。


彼の代表作はなんといっても『星を継ぐもの』。ホーガンのデビュー作であり、一番の人気作と言っていいだろう。


彼の作風はハードSFで、日本では星雲賞に3度も受賞したほどの人気を誇る。


(※星雲賞は、前暦年に発表もしくは完結した、優秀なSF作品およびSF活動に贈られる賞。)


その受賞作は、先程述べた『星を継ぐもの』、それの続編である『内なる宇宙』、そして『創生記機械』の3つである。


作品一覧

ここではホーガンの全33作品のタイトルをシリーズごとに紹介(年は刊行年)。また英語のタイトルは邦訳されいない作品である。

──『巨人たちの星』シリーズ

1978年 星を継ぐもの
1978年 ガニメデの優しい巨人
1981年 巨人たちの星
1991年 内なる宇宙
2005年 Mission to Minerva

──『造物主』シリーズ

1983年 造物主の掟
1995年 造物主の選択

──『揺籃の星』シリーズ(未完)

1999年 揺籃の星
2003年 黎明の星

──単発長編

1978年 創世記機械
1979年 未来の二つの顔
1980年 未来からのホットライン
1982年 断絶への航海
1985年 プロテウス・オペレーション
1987年 終局のエニグマ
1989年 ミラー・メイズ
1991年 インフィニティ・リミテッド
1992年 マルチプレックス・マン
1993年 時間泥棒
1995年 仮想空間計画
1996年 量子宇宙干渉機
1997年 ミクロ・パーク
1998年 Star Child
1999年 Outward Bound
2000年 The Legend that was Earth
2001年 火星の遺跡
2007年 Echoes of an Alien Sky
2008年 Moon Flower

──その他(ノンフィクション・短編等)

1988年 Minds, Machines & Evolution
1999年 Rockets, Redheads & Revolution
2005年 Catastrophes, Chaos & Convolutions
1998年 Mind Matters
2004年 Kicking The Sacred Cow

邦訳されている作品のあらすじ・紹介

邦訳されている22作品のあらすじを紹介していく。なおシリーズ作品に関しては最初の作品のあらすじのみ載せる。


──『星を継ぐもの』

──あらすじ

月面で発見された真紅の宇宙服をまとった死体。だが綿密の調査の結果、驚くべき事実が判明する。死体はどの月面基地の所属でもないだけでなく、この世界の住人でさえなかった。彼は5万年前に死亡していたのだ!一方、木星の衛星ガニメデで、地球のものではない宇宙船の残骸が発見される。関連は?J・P・ホーガンがこの一作を持って現代ハードSFの巨星となった傑作長編!

(引用:星を継ぐもの)


物語は月面で宇宙服を身につけた死体が発見されて幕をあける。月面で死体が発見されることでも驚きなのに、調査の結果その人物は5万年前に死んでいたことが分かったのだ!!


『星を継ぐもの』の面白い点は、宇宙、そして宇宙人という壮大なテーマの物語であるにも関わらず、ストーリーは一貫して月面の死体は何者なのか?どこから来たのか?に特化している点だ。


物理学、言語学、天文学、数学、化学、地理...ありとあらゆる専門家が様々な視点から謎に迫っていくのだが、その様子がたまらなく面白い。


シリーズを通して明らかになる謎、二転三転する衝撃の事実も目が離せない。


【シリーズを通しての紹介】

──『造物主の掟』

──あらすじ

百万年の昔、故障を起こした異星の自動工場宇宙船が土星の衛星タイタンに着陸し、自動工場を建設し始めた。だが、衛星の資源を使って作った製品を母星に送り出すはずのロボットたちは、故障のため独自の進化の道をたどり始めたのだ。いまタイタンを訪れた地球人を見て、彼ら機械生物は……? ホーガンSFの真髄がここに!

(引用:造物主(ライフメーカー)の掟 (創元SF文庫 (663-7)) | ジェイムズ・P・ホーガン, 黎, 小隅 |本 | 通販 | Amazon

──『揺籃の星』

──あらすじ

地球はかつて土星の衛星であった!?土星の衛星に住むクロニア人科学者たちは、地球の科学者にとって到底受け入れがたい惑星理論を展開する。太陽系は何十億年も同じ状態を保ってきたのではない。現に今、木星から生まれた小惑星のアテナは突如彗星と化し、地球を襲おうとしているのだと。物議を醸したヴェリコフスキー理論を大胆に応用、宇宙の謎に迫るハードSF新三部作開幕。

(引用:揺籃の星 上 (創元SF文庫) | ジェイムズ・P・ホーガン, 内田 昌之 |本 | 通販 | Amazon



──創世記機械

──あらすじ

若き天才科学者クリフォードは、統一場理論の研究を進めるうち、宇宙の無限のエネルギーを直接とり出す機械を発明した。この装置をうまく利用すれば究極兵器がつくれると判断した軍部は、ともすると反体制的なクリフォードを辞職に追いやる一方、独自の研究開発を続けたのだが……。ホーガン面目躍如の大作。

(引用:創世記機械 (創元SF文庫) | ジェイムズ・P・ホーガン, 昭, 山高 |本 | 通販 | Amazon


──未来の二つの顔

──あらすじ

人工知能を研究しているダイアー博士は研究中止命令の内示を受けて愕然とする。月面の工事現場で、コンピューターが勝手に下した誤った判断のために、大事故が起きたのだ。人工知能に仕事を任せる事の是非をめぐって論議がわき起こる。そのときダイアーが提案した実験とは……。ハードSFの第一人者ホーガンの待望の巨編!

(引用:未来の二つの顔 (創元SF文庫) | ジェイムズ・P・ホーガン, 昭, 山高 |本 | 通販 | Amazon


──未来からのホットライン

──あらすじ

アメリカ西海岸で技術コンサルタント事務所を開いているマードック・ロスは、スコットランドの古城に住む引退した物理学者の祖父に招かれ、友人のリーとともにイギリスへ向かった。祖父が政府の助けもなく、独力でタイム・マシンを完成させたというのだ。タイム・マシン・テーマにいどんだJ・P・ホーガンのお手並みやいかに。

(引用: 未来からのホットライン (創元SF文庫) | ジェイムズ・P・ホーガン, 黎, 小隅 |本 | 通販 | Amazon


──断絶への航海

──あらすじ

第三次世界大戦の傷もようやく癒えた2040年、アルファ・ケンタウリから通信が届いた。大戦直前に出発した移民船〈クヮン・イン〉が植民に適した惑星を発見、豊富な資源を利用して理想郷建設に着手したというのだ。この朗報をうけ〈メイフラワー二世〉が建造され、惑星ケイロンめざして旅立った。だが彼らを待っていたのは、地球とはあまりにも異質な社会だった…現代ハードSFの旗手がはなつ壮大なスペース・ドラマ。

(引用:断絶への航海 (ハヤカワ文庫SF) | ジェイムズ・P. ホーガン, Hogan, James P., 黎, 小隅 |本 | 通販 | Amazon


──プロテウス・オペレーション 

──あらすじ

1974年、世界はかつてない暗黒時代を迎えていた。第二次大戦で圧倒的勝利を収めたナチス・ドイツが、ヨーロッパのみならず、世界の大部分を支配していたのだ。そしてナチスの魔手は、ついにアメリカ合衆国へと伸びようとしていた。アメリカにとって最後の希望は「プロテウス作戦」―過去へと精鋭部隊を送りこみ、歴史の進路を変えて、ナチスを叩き潰す作戦であった!ホーガンが迫真の筆致で描く時間テーマSF超大作。

(引用:プロテウス・オペレーション (ハヤカワ文庫SF) | ジェイムズ・P. ホーガン, Hogan, James P., 黎, 小隅 |本 | 通販 | Amazon


──終局のエニグマ

──あらすじ

ソビエトが月軌道上に建設した巨大な宇宙島。ソ連政府当局は、これこそ彼らの宇宙計画の平和的目標の象徴であると主張した。しかし、合衆国国防総省の見方は違っていた。この宇宙島には強力なX線レーザーが積み込まれているに違いない。平和目的どころか、これこそ究極の攻撃兵器なのだ。この謎を解くため、二人のエージェントが送り込まれたが…。

(引用:終局のエニグマ〈上〉 (創元推理文庫) | ジェイムズ・P. ホーガン, 小隅 黎 |本 | 通販 | Amazon


──ミラー・メイズ

──あらすじ

西暦2000年の合衆国。新たな千年紀を目前に控えた大統領選。既成の二大政党を押さえて闘いを制したのは、護憲党と呼ばれる、全くの新興政党だった。政府による干渉を一切やめ、真の自由を謳う新大統領。だが一方でそんな自由を嫌うものたちもいた。選挙当日に起きた物理学者の殺害事件はほんの発端であり…。起死回生を狙って反対勢力が密かに企てる世界支配計画とは。

(引用:ミラー・メイズ〈上〉 (創元SF文庫) | ジェイムズ・P. ホーガン, Hogan, James P., 黎, 小隅 |本 | 通販 | Amazon


──インフィニティ・リミテッド

──あらすじ

作家という肩書きの裏で、フリーの諜報活動を続けるバーナード・ファロン。今度の依頼も、当初は第三世界にありがちな小競り合いとしか彼の目には映らなかった。ズゲンダなる独裁政府と対する共和戦線から、傭兵部隊の編成と敵の動向探査という、相次ぐ依頼…そこへ旧知の人物が突如姿を現す。われわれ「インフィニティ・リミテッド」のために両者の仕事を引き受けてほしいと。

(引用:インフィニティ・リミテッド〈上〉 (創元SF文庫) | ジェイムズ・P. ホーガン, Hogan, JamesP., 昌之, 内田 |本 | 通販 | Amazon


──マルチプレックス・マン

──あらすじ

気がついた時、ジャロウは七カ月間の記憶を失っていた。知人たちのもとを訪ねるが、誰ひとり彼のことを知らない。それどころか、彼は五カ月前に死亡したのだという。では一体この自分は誰なのか。身辺に残された手がかりをたぐるうちに浮かび上がった、彼自身がキイとなる恐るべき計画とは。宇宙に人類が進出し、世界構造も再編された近未来社会に展開するハードSFサスペンス。

(引用:マルチプレックス・マン〈上〉 (創元SF文庫) | ジェイムズ・P. ホーガン, Hogan, James P., 黎, 小隅 |本 | 通販 | Amazon



──時間泥棒

──あらすじ

ある日、ニューヨーク市の時間がおかしくなりはじめた。全世界でもこの街でだけ、時計がどんどん遅れていくのだ。しかも街の場所ごとで遅れ方が違う。前代未聞の事態に著名物理学者が言うには「異次元世界のエイリアンが我々の時間を少しずつ盗んでいるのです」。議論は際限なく続くが、その間にも時間は本当になくなっていく。大騒動の顛末は。巨匠が贈る時間SFの新機軸。

(引用:時間泥棒 (創元SF文庫) | ジェイムズ・P. ホーガン, Hogan, James P., 黎, 小隅 |本 | 通販 | Amazon


──仮想空間計画

──あらすじ

科学者ジョー・コリガンは見知らぬ病院で目を覚ました。彼は現実に限りなく近いヴァーチャル・リアリティの開発に従事していたが、テストとして自ら神経接合した後の記憶は失われている。開発計画は失敗し、放棄されたらしい…。だが、ある女が現れて言う。二人ともまだ、シミュレーション内に取り残されているのだ、と。あまりにリアルな仮想現実から、脱出する方法はあるのか?

(引用:仮想空間計画 (創元SF文庫) | J・P・ホーガン, Hogan, James P., 大島 豊 |本 | 通販 | Amazon



──量子宇宙干渉機

──あらすじ

世界が再び全面戦争の危機に直面した21世紀、ついに量子コンピュータは完成を見た。この世界は唯一の存在ではなく、同様に無数の世界が並行してあり、それらの相互干渉によって、いかなる物事が起こるのかが決定される。国防総省の極秘プロジェクトは、その別世界に干渉することで、現実の世界危機を回避できるというが…。量子力学の“多世界解釈”に基づく多元宇宙ハードSF。

(引用:量子宇宙干渉機 (創元SF文庫) | ジェイムズ・P. ホーガン, Hogan, James P., 昌之, 内田 |本 | 通販 | Amazon


──ミクロ・パーク

──あらすじ

まだ十五歳のケヴィンとその友人は、父親の会社で工作用の超小型ロボットの開発現場に足を踏み入れた。サイズが違えば、物理的特性が変わる。用途が変われば、新たなビジネスの機会が生まれる。極小マシンを裏庭のミニチュア世界のなかで操り、戦闘ゲームを楽しむふたりのアイディアは、箱庭式次世代テーマパークとなりうるか?ナノテク+仮想現実技術のハードSFサスペンス。

(引用:ミクロ・パーク (創元SF文庫) | ジェイムズ・P. ホーガン, Hogan, James P., 昌之, 内田 |本 | 通販 | Amazon



──火星の遺跡

──あらすじ

火星の都市で行われた瞬間移動技術の人体実験は成功と思われたが、被験者となった科学者の身辺で奇妙な事件が多発する。一方、火星の荒野で発見された12000年前の巨石遺跡を、太陽系各地に足跡を残す古代文明の実在証拠と考える地球からの考古学遠征隊には、大きな危機が迫る。ふたつの謎を巡り、紛争調停人キーランは調査に乗り出す。『星を継ぐもの』の巨匠、円熟期の傑作!

(引用:火星の遺跡 (創元SF文庫) | ジェイムズ・P・ホーガン, 内田 昌之 |本 | 通販 | Amazon

最後に

『巨人たちの星』シリーズが大好きなのだが、邦訳されていない続編『Mission to Minerva』があるのを今回初めて知った……。読みたいものだが、訳されているものでも難しいものを原文のまま読める気がしないんだよなぁ……。


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